全身タトゥーで「世界で最も恐ろしい教師」と称された男性 6歳以下の担当禁止に
全身タトゥーが施された男性教師は、「子供たちが自分から他人への寛容な心を学ぶことができる」と語った。
教師の在り方をめぐり、さまざまに議論される昨今。海外で全身にタトゥーが入った男性教師が子供に恐怖を与えるとし、6歳以下の子供の指導につくことを禁止されたことで話題を集めた。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■悪夢にうなされた3歳児
フランス人のシルヴェイン・へラインさん(35)は、イギリスやフランスで教師として10年以上勤務してきた。しかし白目や舌を含む頭からつま先までタトゥーが施されているため、「世界で最も恐ろしい教師」と呼ばれているのだという。
そんななか、シルヴェインさんが担当していた3歳の男児が悪夢にうなされるようになったため、男児の両親が関連省庁に善処を要請。そしてシルヴェインさんは、6歳以下の子供たちを受け持つことを禁じられてしまったそうだ。
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■強膜タトゥーは拷問のよう
シルヴェインさんはこれまで全身のタトゥーに5万2,000ポンド(約860万円)を費やし、タトゥーの総施術時間は460時間にも及んでいる。
とりわけ目を引くのが、目の強膜(眼球の外側の白色の被膜)に入れたタトゥーだ。非常にハイリスクで、長期的な健康被害が懸念されることが知られているが、シルヴェインさんはスイスまで出向き施術を受けた。
しかし現在では「強膜タトゥーで多くの人が視力を失いました」「押さえつけられて目に針を刺すので拷問のようでした。お勧めはしません」と語っている。