定石は「じょうせき」か「ていせき」か 高い正解率も若い世代は…
囲碁を語源とする言葉は数多いが「定石」の読み方は…。
古代中国で紀元前に成立し、日本でも古くから愛された囲碁。そのため、囲碁を語源とする格言は「傍目八目(外部から見たほうが、関係者よりも事情がよくわかる)」「一目置く(優れたものを認める)」「駄目(効果がない)」など、数多い。
ビジネスやスポーツなどでも広く使われる「定石」も、囲碁に由来する言葉のひとつだが、しばしば誤読する人がいるようで…。
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■8割以上が「じょうせき」だが
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「定石」という漢字の読みを「じょうせき」と答えた割合は、全体の84.7%。
間違えて覚えてしまっている人が意外と少ないようで、「ていせき」派が13.4%。「さだめいし」と答えた人も、わずか1.9%ながら存在した。
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■若い世代ほど正解率が…
ところが、今回の調査結果を年代別で分析すると、興味深い傾向が判明した。
60代では「じょうせき」派が92.9%に及ぶのに対して、世代が若くなるほど正解率が低下し、10〜20代では82.9%と1割減に。囲碁への興味関心の差か、間違って覚えている人が増えるようだ。
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■基礎を覚えることは大切
囲碁における定石を覚えることは、とくに初心者や序盤戦に有効。スポーツでいう基礎トレーニングのようなものかもしれない。一方で、定石にまつわることわざとして、「名人に定石なし」「定石を覚えて二目弱くなり」といった言葉も。
基礎を侮ることなく、ただしそれに囚われすぎないというスタンスが肝要だろう。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)