女性を頭突きで死亡させた雄羊が殺人罪で逮捕 裁判で懲役刑を言い渡される
暴れん坊の雄羊が、殺人容疑で逮捕・勾留され裁判所へ…。まるで人間のような扱いに、SNSでは疑問の声が噴出。
女性に繰り返し頭突きをし、命を奪ったとされる一頭の雄羊。人間のように裁判にかけられた結果、3年間の「懲役刑」を言い渡された。『Screenshot』『NDTV』などの海外メディアが報じている。
■犯罪をおかしたのは羊?
南スーダン北西部のルンベクで12日、40代の女性が雄羊によって繰り返し頭突きされ、肋骨を折られたことが原因で死亡する事件が発生した。
女性を死亡させた羊は警察に逮捕・勾留された後に裁判にかけられ、現在はレイク州にある軍事キャンプで3年間の懲役刑を言い渡されているという。
なお、羊を逮捕した警察当局は「羊の所有者は無実であり、雄羊は犯罪をおかした当事者であるため、逮捕に値する」とコメントしている。
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■被害者に支払われる「血の補償」
南スーダンでは家畜が起こした事件を裁くための法律は明確ではなく、レイク州の慣習法では「血の補償」と呼ばれるルールが存在している。家畜の所有者は、手持ちの家畜を被害者の家族に補償として支払うというものだ。
このたびの羊の所有者である男性は、事件により5頭の牛を手放すことになるとされる。さらに、たとえ事件を起こした羊が3年の刑期を終えても、所有者の元に返還される可能性は低いものと見られている。