小池都知事、安倍元首相襲撃に激しい怒り 「民主主義への挑戦であります」
小池都知事、奈良で起きた安倍元首相銃撃に対して、「本当にご無事であることを心から祈っております」と涙。
8日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。奈良県内で銃撃された安倍晋三元首相について言及した。
■安倍元首相のニュースに…
会見冒頭、奈良県奈良市の大和西大寺駅近くで街頭演説中に銃撃された安倍元首相のニュースについて触れた小池都知事。
「大ショックを受けております」「容態はまだ不明ということで、とても心配しています。どのような理由であってもこういった蛮行は許すことはできません。民主主義への挑戦であります。激しい怒りを表します」と、声を震わせながら話す。
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■2人の関係性は深い
安倍元首相と小池都知事の関係性は深く、2006年の第一次安倍内閣で小池都知事は内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)に任命され、さまざまな政策を実施。翌2007年7月には女性初の防衛大臣を務め、国家安全保障に関する官邸機能強化などを行った。
小池都知事は、「これらのことは安倍総理だからこそできたことで、そのお手伝いができたこと、今も大変ありがたく思っています」「いずれにしましても本当にご無事であることを心から祈っております」と涙を拭いながら話した。
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■極めて危険な状態
安倍元首相は、3mほど後ろから2発打たれ、首に穴が空いたという報道もされている。心臓マッサージを受けながらヘリコプターで奈良県立奈良医大へ緊急搬送されたが、心肺停止で極めて危険な状態にあるという。いち早い回復を願うばかりだ。
容疑者の男はすでに逮捕されており、警察は詳しい状況を調べている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)