小林よしのり氏、安倍元首相死去での“自粛”を懸念 「崩御じゃないんだから」
安倍元首相の死去を受けて広がる自粛ムードに、小林よしのり氏が懸念を示している。
安倍晋三元首相の死去を受け、漫画家・評論家の小林よしのり氏が8日に自身ブログを更新。演説やイベントの中止といった“自粛”の流れに異を唱えた。
■まずは追悼し…
小林氏はブログ冒頭、「安倍晋三元首相のご冥福をお祈りします」と安倍元首相を追悼。続けて、「教科書の会で初めて会って、何度か話したこともあるし、保守再生の本づくりで、インタビューをしたこともある」と生前の交流をつづる。
しかし一方では、「だが、政権取ってからさっぱり考えの合わない人になってしまった」と、首相になって以降はズレが生じたことも明かした。
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■選挙活動は「今まで通りにやるべき」
また小林氏は、銃撃事件を受けて与野党問わず広がっている“演説中止”の波にも異論を唱える。「選挙中こそ候補者や政治家に直訴するチャンスと思っていたのに、そのチャンスまで奪われてしまいそうだ」と、中止による悪影響を指摘。
「公論サポーターの候補者・政治家へのアピールはとりあえず中止した方がいい」とはしながらも、「国民と政治家の距離が遠ざかるのは民主主義の破壊だ」「候補者の選挙活動は、暴力に屈せず、今まで通りにやるべきだと思う」とこれまで通りの対応を求めている。