日本最北の酒蔵で造られる清酒 100年以上の歴史感じる一杯を楽しむ
北海道増毛町は日本最北端の酒蔵がある町。厳しい寒さだからこそできる酒を堪能したい。
日本各地でその土地の気候や文化に根ざした酒蔵がある中で、北海道の北西にある海に面した街・増毛町に、日本最北の酒蔵「国稀酒造」がある。
100年以上の歴史あるこの酒蔵では、一体どんなお酒が造られているのだろうか。
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■ニシン漁でにぎわった北海道増毛郡増毛町
北海道増毛郡増毛町は、江戸時代から続く港町。かつてはニシン漁で大きなにぎわいを見せた町で、高倉健主演の映画『駅 STATION』の舞台にもなった。
この町で明治15年に創業したのが『国稀酒造』。暑寒別岳連峰の水と厳選された良質の米を使い、伝統的な酒造りをしている。
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■歴史を感じる酒蔵は一見の価値あり
呉服店の敷地内で酒造りをスタートさせた国稀酒造。今でも1902年に建築された、重要文化財指定の酒蔵が使用されている。
一部は一般公開されているので、酒蔵見学できるというのも魅力。道内外から多くの見学客が訪れる人気スポットとなっている。
では、国稀酒造ではどんなお酒が造られているのか、いくつか紹介しよう。
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■純米吟風国稀
北海道暑寒別岳連峰を源とする超軟水の仕込水と、精米歩合65パーセントの北海道産の鮭酒米『吟風』を使用した純米吟風国稀。寒さの厳しい気候だからこその、水の清冽さを感じられる。
どんな料理にも合わせやすいので、食中酒として楽しみたい。
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■北海鬼ころし
キリッとした口当たりの北海鬼ころし。昭和60年の発売以来、北海道で広く親しまれている。
香り高い超辛口。国稀酒造を代表するお酒だ。
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■特別純米酒
純米だがすっきりとした口当たりの特別純米酒。精米歩合55パーセントまで磨いた酒造好適米『五百万石』を使用している。
北海道の鮨店などでも人気のお酒。料理のおいしさを引き立ててくれる存在だ。
『日本最北端』というキーワードだけでもテーブルの話題になりそうな国稀酒造のお酒。その歴史を感じながら、じっくりと楽しみたい。そして、次の旅の行き先の候補にもなりそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・蔵永ゆうこ)