「うなぎと梅干しはNG」説を検証 相性抜群な”激ウマレシピ”があった…
古くから相性が悪いと言われているうなぎと梅干し。しかし、実際に食べてみるとその説は覆されて…。
「水と油の関係」というように、この世の中にはどうしても合わない組み合わせがある。うなぎと梅干しは古くから「食べ合わせが悪い」と言われ、「水と油」のように思われがちだ。
はたしてこの説は本当なのだろうか。土用の丑の日を前に検証してみると…。
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■「相性が悪い説」は過去のもの
「うなぎと梅干しNG説」が囁かれるようになったのは諸説あるが、胃腸に負担がかかると考えられていたことが原因のよう。昔はうなぎの脂っこさと梅干しの酸味が胃腸を刺激し合い、消化不良を起こしてしまうと言われていたのだ。
しかし、最近は両者を食べても健康的に問題がないという報道を目にすることが増えた。それらを見て記者は思った。身体に悪影響がないなら試してみよう──。
うなぎ、梅干し、ご飯をベースとして、それらを邪魔しない最低限の調味料と薬味を用意した。チャレンジする料理は3品。
1品目は、シンプルにご飯の上にうなぎと梅干しをのせた「うなぎ梅丼」。2品目は、うなぎと梅干しをご飯と一緒に混ぜた「まぜご飯」。3品目は、うなぎと梅干しを細かく刻んで炒めた「うなぎチャーハン」だ。
なお、うなぎはすべてスーパーに売っている2,000円程度の国産のものを使用し、梅干しははちみつなどで味付けされていない塩漬けされたものを使った。
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■普通に食べてみると…
まずは、ご飯の上に梅干しとうなぎを乗せて食べる。ひと口食べると、梅干しの強烈な酸味と塩気が押し寄せてきた。酸っぱすぎてうなぎの味など分かったものじゃない…。
決して食べられないことはないが、これなら普通にうなぎとご飯だけにするレベルだ。何もせずに食べてみて、梅干し独特の酸味を軽減する必要があると感じた。一方で、塩気は十分生かせる気がした。
そこで、今度は炊きたてのお米が入った炊飯器の中に、付属のたれをかけてぶつ切りにしたうなぎと梅干し1個を入れてよくかき混ぜる。炊飯器の保温スイッチを切り、10分ほど蓋をして蒸らして完成だ。