小池都知事、減少傾向の新規感染者について言及 「気を緩めることはできない数字」
小池都知事、今後の感染防止対策について語る。注目されている「新型コロナウイルス感染症 発生届」については…。
26日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。今後の感染防止対策について言及した。
■感染者は減少傾向だが
会見冒頭、新型コロナウイルスについて触れた小池都知事。18日に発表された新規感染者数の7日間平均(東京都、以下同)は約24,347人だったのに対して、25日の感染者は23,129人、7日間平均でも約23,308人と高い水準を記録している。
社会経済活動が本格化している中、来週からは学校も再開する。そういった状況下で、「新規陽性者数は徐々に減ってきてはいますけど、気を緩めることはできない数字かと思います」と話す。
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■発生届については…
東京都は、感染拡大期でも機能する保険・医療提供体制を構築している。医者が患者を診て作成する「新型コロナウイルス感染症 発生届」は、感染動向の把握に加えて、患者の健康状態を把握するという重要な機能を持つ。
政府は法律で義務付けられた発生届について、自治体の判断で届け出る対象を重症化リスクの高い人に限定できるよう、見直す方針を発表しているが、「都民一人ひとりの命を守るためにも、当面、発生届の取り扱いについては現在の運用を続けていきます」と小池都知事は説明した。
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■場面に応じた感染防止対策
今後、人と人との接触期間が増えてくることが予想される中、「改めて場面に応じた感染防止対策の実行をお願い申し上げます」と都民に注意を促す小池都知事。
ウイルスから身を守る3つのキーワードは、「ウイルスを跳ね返す『ワクチン』」「ウイルスを追い出す『換気』」「ウイルスを近づけない『マスク』」だという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)