ネットで買える抗原検査キットに怒りの声も… 厚労省が警告する「信憑性」
ネットで大量に出回る抗原検査キットには「当てにならない」という声も…。
9月から、厚生労働省が承認した新型コロナウイルスの抗原検査キット「一般用」がインターネットで販売される。しかし「解禁前」からネット上には国の承認を受けていない抗原検査キットが大量に出回っている。
ネット上では、この信憑性をめぐって怒りの声もあがっていて…。
■「研究用」キットとは
抗原検査キットには、国が承認した「医療用」と、承認を受けていない「研究用」がある。9月からネットで解禁となる「一般用」は「医療用」同様、国の承認を受けており一定の精度が確認されている。
購入の際は薬剤師から説明を受ける必要がある。これに対して、8月30日現在ネットで出回っているものはすべて「研究用」となっている。
パッケージには「研究用」と表記され、注意書きに「本キットおよび付属品は医療機器ではなく研究用製品となります」「本製品を用いた検査判定はいかなる意味でも医療診断や治療を目的とするものではありません」と記載されている。
関連記事:和田アキ子が新型コロナウイルス感染 「喉に痛み」を感じ抗原検査で陽性確認
■ネット上では怒りの声も…
薬局等で「医療用」キットを買おうと思っても品切れになっているところも多い。そんな中、ボタン一つで手軽に購入できることから「研究用」を買う人も少なくないだろう。
ただ、ネット上では「コロナ2日目の私がしても陰性だったんだけど」「研究用使って陰性だったのに2時間後に内科受診したら陽性だった。正直当てにならない」「前日に病院で陽性反応が出て次の日使ったら陰性…信憑性に問題ありだと思う」「信憑性低い抗原検査キットが4000円ってどうなの」など、「研究用」の一部商品に対して怒りの声があがっている。
すべての「研究用」が当てにならないと断定できないが、正確性にかける商品も出回っているようだ。