尾木直樹氏、日本の障がい者教育に持論 「日本には余りの競争主義が席巻」
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が、9日に発表された日本の障がい者教育への勧告を受け、強く対策を求めた。
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が11日、自身のAmeba公式ブログを更新。9日に国連から報告された日本の障がい者教育に対する要請を受け、持論を明かした。
■国連の勧告を受け持論
国連の障がい者権利委員会は9日、報告書内で「障がい児を分離した特別支援教育の中止」「インクルーシブ教育の導入」などを求める勧告を発表。
尾木氏は「本来はインクルーシブ教育で文字通り混合教育であるべきなのです。日本も一時期努力はしたものの40人学級で1人担任制のまま現場に丸投げしても不可能です。あっと言う間に分離体制に固定化されたのです」と、従来の学校教育が抱える問題に対し持論を展開した。
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■教育の遅れに「恥ずかしい」
日本の1クラスの人数に「クラスも国際水準なみの20人位に減らすべきなのです」と触れ、「いかに日本の教育が世界から『取り残されている』か歴然としました。恥ずかしいです。申し訳ないです」と感想。
続くエントリーでも「障がいのある人に障がいがあるわけじゃありません! じつは、『障がいは社会の側にある』のですよ!」と自らの考えを示した。