舛添要一氏、臨時国会の最優先課題について指摘 「国民の生活が苦しく…」
臨時国会での争点について指摘した舛添要一氏。今論点を置くべき課題について唱える。
舛添要一前東京都知事が7日、公式ツイッターを更新。臨時国会において取り組むべきテーマがずれていると指摘した。
■「国民の生活が苦しくなっている」
舛添氏は「8月の現金給与総額は、昨年8月に比べてプラスだが、物価上昇のために実質賃金は1.7%減少。諸物価が高騰している」「多くの国民の生活が苦しくなっている」と物価高が国民の生活をひっ迫していることについて言及。
「臨時国会、これが最優先課題だ」と私見を述べ、「しかし、それ以外のテーマが論戦の中心になっているようで、残念である」と、臨時国会で繰り広げられている旧統一教会問題などについての論争を指摘した。
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■10月には食料品など一斉値上げ
新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻、さらには異常気象などの影響も加わり高騰している物価。スーパーなどに行くとその実情を目の当たりにしたという人も少なくないだろう。
現状では1人当たりの現金給与総額は上昇しているものの、物価高の影響で家庭では出費が増加し、実質賃金は減少している。1日には6,700品目以上の食料品が値上げされるなどで、家庭や企業を直撃。しかし値上げにも関わらず企業側の多くは原価高を物価に転嫁しきれず、コストを回収しきれていないという。
3日に発表されたJNN世論調査では物価の上昇に伴い生活は「苦しくなった」が68%を占めている。