コロナ収束後の理想の働き方は? 「毎日オフィス出勤」は1割を下回る
コロナ感染拡大で普及したリモートワーク。でも収束したらオフィスに戻れる?
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言などの影響で、世界的に一気に普及したリモートワーク。日本でも、業種にはよるもののZoomやTeamsといったテレビ会議システムの導入が進み、オフィス街の混み具合もコロナ前とはかなり変わってきたように感じられる。
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■毎日オフィス派は1割以下
通勤時間もかからず、育児や介護と仕事の両立もしやすいリモートワークだが、普及したきっかけはあくまでコロナ禍。新型コロナ「第7波」が収まりつつある今、今後の働き方について不安に感じている人も少なくないのではないだろうか。
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,433名を対象に調査したところ、コロナ収束後の働き方として最も希望者が多かったのは、リモートワークとオフィス出勤を都度選べるフレキシブルな勤務体系で63.3%。
毎日リモートワーク派が30.8%で続き、コロナ以前のように毎日オフィス出勤する働き方を希望する人はわずか5.9%にとどまっている。
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■20代以下では4割が毎日リモート希望
テレカンやグループチャットなどITリテラシーが高い人には理想的なリモートワークだが、たとえば家族と同居している人は家で仕事がしづらいといったケースもある。
そこで、コロナ後も毎日リモートワークを希望する人を世代別に見てみたところ…。
最も割合が高かったのは10-20代で38.2%。40代までは3割前後だが、50代以降は大きく下がり、60代では10.9%にとどまった。中高年にとっては、「毎日リモート」は必ずしも快適とは言えないようだ。
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■企業は難しい舵取り
第7波は収まりつつあるものの、南半球で猛威を振るったインフルエンザとコロナが同時に感染拡大するリスクも懸念されている今冬。オフィス勤務を望まない社員にどう対応すべきなのか、企業も頭を悩ませている。
一方で、若手への教育や育成など同じ空間で行ったほうが効率が良い業務も。世代や住まい方の違いも意識しながら、新しい生活様式の働き方が定着するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,433名 (有効回答数)