「強烈な違和感」覚えた街の中華料理店 あの大手チェーンとメニューほぼ一緒で…

東京・赤羽の街中で見つけた中華料理店・来来軒。普通の町中華と思いきや、メニューはあの「日高屋」とだだかぶり…。

2022/11/15 05:15


来々軒(東京・赤羽)

東京・赤羽にある来来軒。一見普通の中華料理店に見えるが、料理のショーケースを見た時、とある「強烈な違和感」が記者を襲い…。


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■あれこのショーケース…

来々軒(東京・赤羽)

来来軒、どの街でも見かける中華料理としては非常にポピュラーな名称だ。しかしここ赤羽の来々軒は色々な意味でひと味違った。

来々軒(東京・赤羽)

仕事で赤羽の地に降り立った記者。夕食の店を探そうと商店街を歩いていると、その街角に来来軒を発見。看板を見た感じ、まあまあ歴史がある町中華に見えた。周囲は客引きをする居酒屋ばかり。その声がけに辟易していた記者は、何も考えずここの店に入ることにしたのだ。

しかし、店頭ショーケースでとある違和感が。そこには「中華そば」「ニラレバ炒め」「カタヤキソバ」といった一般的なメニューが並んでいるものの、一方でどこかで見たことのある「チゲ味噌ラーメン」や「野菜たっぷりタンメン」の文字があるではないか。

これどこだっけ…あ、日高屋のメニューだコレ…!


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■一品料理に差あり

日高屋(東京・赤羽)

日高屋。関東を中心に約350店舗以上展開する中華料理の大手チェーンだ。都内に住んでいてこの店を知らない者はいないだろう。

しかしなぜ日高屋の料理が、無関係に見えるこの“ザ・町中華”的な店にあるのか。そのヒントを探るべく記者は店に入った。

来々軒(東京・赤羽)

店内に入ると、内装もポスターまさに日高屋。バイト募集ポスターにも日高屋の文字。しかしメニューには差があり、「麻婆豆腐」「青椒肉絲」など日高屋にはない単品料理が追加されている。しかも一品500円前後と安い。


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■運営会社を調べると…

来々軒(東京・赤羽)

じつは来来軒の運営会社は日高屋の運営会社でもある株式会社ハイデイ日高。つまり両者は兄弟のような関係なのだ。

それどころか、むしろ同社創業1号店は来来軒(1973年、埼玉・大宮)であり、大手チェーン・日高屋のほうが弟分に当たる。現在、同社の来来軒は全国に4店舗しかなく、時代とともに日高屋へ店舗形態を変えてきたようである。


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■安ウマで最高かよ

来々軒(東京・赤羽)

そんなレアな来来軒を見つけ感動した記者は、日高屋にはない「ニラ玉子焼き」(420円)、「回鍋肉」(570円)、「玉子とキクラゲ炒め」(500円)、「青椒肉絲」(530円)とライスセット(180円)を注文。

どの料理もライス、またはアルコール類にばっちり合う濃いめの味付けでウマかった。なのにここまで“豪遊”して2,000円ちょっとというのはまさに日高屋価格。お財布にも優しいグレイトな町中華だったと言える。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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