奈良の花壇、植えられた物体が予想外すぎる… 県民は「奈良だと日常茶飯事」
奈良県で見かけた花壇、何かがおかしい…。中に「埋まっているもの」に、ツッコミの声が多数寄せられているのだ。
改めて説明するまでもないが「花壇」といえば花が植えられたスペース、のはずなのだが…。以前ツイッター上では、奈良県で発見された花壇に「ツッコミの声」が多数寄せられていたのをご存知だろうか。
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■奈良の花壇、レベルが違いすぎる
今回注目したいのは、奈良県の妖怪に造詣があるツイッターユーザー・木下昌美さんが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿は妖怪に関したものではないものの、奈良県に関連した内容となっており、木下さんは「奈良くらいになると花壇に鹿植ってるから」と、謎の一文を綴っている。
いくら奈良が日本が世界に誇る「鹿大国」とは言え、そのような事態はあり得ないだろう…と、半信半疑で添えられた写真を見ると…そこには確かに、花壇に植えられた(?)複数の鹿が確認できたのだ。
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■奈良では日常茶飯事なのか?
他県民からすると衝撃的な光景を捉えた件のツイートは、投稿から数日で7,000件以上ものRTを記録するほど、大きな話題に。
他のツイッターユーザーからは「鹿って植物だったのか…」「マジで鹿が植えてあった」「なるほど、こうやって鹿が増えていくのか」といった驚きの声が多数上がっていたが、奈良県民と思われる人物からは「奈良では日常茶飯事です」との意見も確認できた。
なお偶然にも、ツイッターでは木下さんが件のツイートを投稿する2週間ほど前に、合成としか思えない「大量の奈良の鹿たち」を収めた光景が話題を呼んだばかり。
有識者によるとこうした現象は「鹿溜まり」や「鹿フェス」などと呼ばれているようだが、こんな短期間に奈良の鹿に関するツイートが投稿され、そのどちらもバズりを見せるとは…。シンクロニシティならぬ「シカクロニシティ」とでも呼ぶべきだろうか。
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■「数が多い=当然の存在」ではない
ツイート投稿主・木下さんは奈良市内の「奈良国立博物館」と「氷室神社」の周辺にて、こちらの光景に遭遇したという。
なお、木下さんも前出の「鹿溜まり」というワードを認識しており、「夏になると博物館前には鹿が集まる『鹿溜まり』というものができますが、その様子を観察することをライフワークにしてます」というコメントが得られたのだ。どうやら奈良県民にとって鹿は「植え(ま)る」ものであり、「溜まる」もの、という認識で間違いないだろう。
地元の人々にとっても旅行客にとっても、見ているだけで癒される存在の鹿だが、人間絡みのトラブルも決して少なくない。
11月20日、鹿まつり(慰霊祭)を執り行いました。春日大社の神職様によって慰霊詞を奏上していただき、1年間に亡くなった鹿を鹿塚に合祀します。ご臨席、お供えいただきました皆様鹿たちのためにありがとうございました。亡くなった鹿たちが安らかに眠ることができますように。https://t.co/A6gSaOjsWm pic.twitter.com/GswflJFG2V
— 一般財団法人奈良の鹿愛護会 公式アカウント (@nara_aigokai) November 20, 2022
「奈良の鹿愛護会」は会の公式サイト内にて、2021年7月から22年3月の期間中、毎月最低でも1件は鹿が死亡する交通事故が発生(最多は21年11月の7頭)したと発表している。
また人間が与えた誤った餌や、ポイ捨てされたゴミを口にした鹿が病気になってしまったり、臆病な性格である鹿をいたずらに驚かせた結果、痛ましい事故が起こるケースもあるようだ。
奈良で多くの鹿が見られるのは日常的光景だが、それは決して「当たり前のもの」として、軽んじられる存在ではない。旅行などで奈良を訪れる機会がある際は、自身らのマナー不備が鹿たちの命に直結する可能性があることを、決して忘れないでほしい。