喫煙所で遭遇した張り紙、最後の文に目を疑う… 多様性に「配慮しすぎ」と話題
とあるカードショップで見かけた注意書きの張り紙。多様性に「配慮しすぎた」表記内容に、ツッコミの声が寄せられており…。
「ダイバーシティ」という単語を耳にする機会が増えてきた昨今。
現代社会に生きる我々は「多様性」に対する理解や配慮が求められているのだが…以前ツイッター上では、多様性に「配慮しすぎた張り紙」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■外国語の中に混じっていたのは…
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・ぱれるもさんが投稿した1件のツイート。
「晴れる屋の張り紙、ちゃんとφ語でも書いてあってファイレクシア人にも配慮しててよかった」と、一読しただけではよく分からない文章が綴られた投稿には「喫煙所の存続」と大きく書かれた張り紙の写真が添えられている。
「ルールを守ってキレイに使いましょう」という呼びかけの下には「Please follow the rules」という英語表記を筆頭に、諸外国語で書かれた大量の「ルールを守りましょう」が確認できたのだが…一番下の行には「謎の言語」としか言いようがない文章が綴られていたのだ。
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■「この民族多様性がSDGs」と称賛
いわゆる「文字化け」の類とは全く異なる、見ているだけで不安になる文字だが…こちらのツイートには700件近くの「いいね」が付いたばかりか、他のツイッターユーザーからは「こういうユーモア良いですね!」「この民族多様性がSDGsなんですよ」「晴れる屋にはφ人が勤務している可能性が…?」などなど、反響の声が多数寄せられている。
かつてカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、MTG)を嗜んでいた記者も「ファイレクシア」という単語は馴染みがあるのだが、「φ語」とは一体何なのであろうか…?
モヤモヤが止まらなくなってしまい、ツイート投稿主・ぱれるもさんが件の張り紙を発見したという、東京高田馬場のカードショップ「晴れる屋 トーナメントセンター 東京」に直撃取材を敢行することに。そこで待ち受けていたのは…。
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■「張り出した理由」は真っ当なのだが…
全国に23の店舗を構える「晴れる屋」は、世界中で愛されているカードゲーム・MTGの専門店として人気を博している。
まずは率直に、今回話題となった張り紙の詳細について尋ねると、こちらは「トーナメントセンター 東京」でのみ見られるもので、今年10月後半ごろから掲出開始したことが判明。
掲出の意図について、晴れる屋担当者は「もともと当店には喫煙スペースが存在せず、階段付近に喫煙スペースを設置し、運用しております」「コロナ禍になって密になるのを防ぐため『同時に3人まで利用可能』『会話は控えるように』といったルールを設けたのですが、あまり効果がなかったのが実情となります」と、喫煙スペースの様子を振り返る。
このような利用を続けていれば、テナントやビル管理会社から注意や指摘が入ってしまう…と危機感を覚え、件の張り紙が急遽作成された…というのがことの経緯であった。
…と、ここまでは至極真っ当な話が続いていたため、勇気を持って「φ語」について突っ込んでみることに…。