ryuchell、SNS断ちのメリット語る 「自分軸に戻すって大事」
ryuchellが、ネット上で行われている“デジタル自傷”にコメント。自分の基準を持つことが大切だと語った。
タレントのryuchell(りゅうちぇる)が、7日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。SNS断ちをしたときの気持ちの変化を語った。
■“デジタル自傷”をする人たち
言葉にできないつらさを抱える人が行う自傷行為が以前から問題になっているが、近年ではネット上で行う“デジタル自傷”という行為も見られている。デジタル自傷とは、自身のSNS投稿に対して、別の匿名アカウントを使って誹謗中傷のコメントを書き込むというもの。
誹謗中傷のコメントを書き込むと「そんなこと言わないで」といった擁護の声が届くそうで、それによる安心感を得ることが目的とされている。
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■「居場所」のつくり方に私見
意見を求められたryuchellは、「どの時代も若者にとって、最大のテーマって居場所だと思うんですよ」と切り出す。
中学時代にSNSが普及し始めたと話すryuchellは、自分と同世代の人は「SNSじゃないところで居場所をつくることも知っている」というが、今のSNS利用者の中には「SNSでしか居場所をつくれなくなった子たちもいた感じがしたんですね」と語る。
デジタル自傷については初めて知ったと言い、「やっぱり、寂しいし居場所がない、認められたいっていう気持ちから、やっぱり動いていると思うので」と、その原因を推察。「とにかく、オフラインでハグしてあげたいなぁって思いましたね」と思いやりを見せた。
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■“他人軸”に懸念
番組には、実際にデジタル自傷をしていた人や児童精神科医をゲストに招き、デジタル自傷をする理由やその危険性などについて説明されている。
話を聞いていたryuchellは、「なんでそんなに、同じSNSをやってるのに、他人軸になってしまう人と自分軸になって頑張ってる人が全然変わってくるんだろう? って思ってて」と、他人の目を気にする人に疑問。
「別に不正解ではなくて、他人軸に合わせて生きていくことが間違ってるとは思ってはいないんですけど」と、そのスタンスは尊重しつつも、「それがエスカレートしてしまうと、他人の言葉しか信じれないとか、自分のことを愛せないとか」と、自身を冷静に見られなくなることを懸念した。
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■SNS断ちのメリット
他人を気にしすぎることの問題点を指摘したryuchellは、「ちょっとSNSと離れてみて、自分軸になるまでちょっとお休みするとか」と、その対策を提案。「マジで電源オフって沖縄帰ったことがあるんですよ」と、仕事で多忙だった時期にSNSから完全に離れて地元・沖縄に帰ったときのエピソードを語る。
SNSを見ているときは、「こういう子がモテるんだぁ、こういう子がかわいいんだぁって思ってしまうけど」と、他人の投稿に引け目を感じることがあるが、「沖縄から帰ってくるじゃないですか、『あ、イマイチだなこの子』とか」と、SNSを断ったあとでは考え方に変化があったという。
「冷静に自分軸になって、冷静に見れたりとかするようにもなるから」とSNS断ちのメリットを伝え、「自分軸に戻すって大事だなっていうふうには思いますね」と、自分の基準を持つことの重要性を主張した。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)