14mの世界最大水槽が謎の崩壊　1500匹の熱帯魚が投げ出される事態に

ドイツのホテルにある世界最大規模の円形水槽が崩壊し、1,500匹の魚と100万リットルの水がロビーに充満した。破損の原因は現在も調査中だという。『BBC News』や『Daily Mail Online』など、複数の海外メディアが報じた。

【動画】崩壊した14メートルの水槽

■観光地の水槽が崩壊

16日、ドイツ・ベルリン中心部にある「ラディソンブル・ホテル」の巨大水槽が、突如音を立てて崩壊した。ホテルのロビーに設置されていたその水槽は、高さが14メートルもあり、円形水槽としては世界最大だ。水槽の中を10分かけて移動する透明なエレベーターが自慢の人気観光地だった。

負傷者は2人にとどまったが、ロビーは水槽から漏れ出た100万リットルの水と、1,500匹の熱帯魚で満たされた。さらに、割れたガラスや破損した家具も散乱しており、瓦礫の下敷きになっている人がいないか、捜索が行われている。

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■宿泊者は「地震かと」

事件が起こったのは、現地時間の午前5時50分ごろだった。朝の早い時間だったためか、周囲にそれほど人はおらず、死者が出ることはなかった。関係者は「あと1時間崩壊が遅かったら、ロビーは観光客でごった返していただろう」と、安堵する様子を見せている。

同施設内のホテルに滞在していた約350人は、荷物をまとめて建物から出るよう指示された。崩壊の衝撃は凄まじく、「地震だと思った」ほど、建物が揺れたという。

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■崩壊の原因は調査中

この衝撃的な報道はすぐに人々の話題を呼び、多くのコメントが寄せられた。とくに、「魚が本当にかわいそう」「魚は飾りじゃない。海の生き物なんだ」と、水槽から投げ出された1,500匹以上の魚を憐れむ声が目立っているようだ。

事故の原因は現在も判明していないが、一晩で気温がマイナス10℃に下がったことで、水槽に亀裂が入ったのではないかとの憶測が飛び交っている。