特撮ヒーローが「集団で悪役をボコボコ」にするのはズルい? 調査した結果…
1月16日はヒーローの日。特撮ヒーローシリーズにありがちな「あのツッコミ」について調査すると…。
1月16日は「ヒーローの日」。スパイダーマンなどのアベンジャーズシリーズや、日本でもウルトラマンや仮面ライダーやアンパンマンなど皆から愛されるヒーローがいる。その中の「スーパー戦隊シリーズ」のあの疑問について調査した。
■集団で悪役を倒すのは卑怯?
1975年放送『秘密戦隊ゴレンジャー』から、現在放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』まで第46作が作られている「スーパー戦隊シリーズ」。さまざまな設定のヒーローが登場してきたが、いずれの作品も複数のメンバーが力を合わせて悪役を倒すことが共通点で、協力して必殺技を繰り出す様は魅力の一つだ。
しかし、地球に危機が訪れているとはいえ、複数人で悪役1人を一方的に攻撃する行為に「ズルい」「卑怯」などと感じたことはないだろうか。「元々は敵が集団で地球を攻めてきているから」「大勢の戦闘員を倒して残った最後の1人だからそう見えるだけ」といった反論もあるが、子供心にモヤモヤを抱えた人も中にはいるはず。
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■「ズルい」は1割未満
そんなスーパー戦隊シリーズのあるあるネタ「特撮ヒーローが複数メンバーで悪役を倒す行為」について、Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,000人に調査したところ、「ズルいと思う」と回答したのは全体の7.7%で、「力を合わせていてカッコいい」が20.1%という結果に。
多くの人は「何も思わない」「カッコいい」と肯定的に捉えているようだが、ごくわずかではあるものの「ズルい」と感じている人もいるようだ。
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■カーレンジャーの伝説の名言
「複数メンバー vs 悪役1人」の構図について、特撮ファンの中で伝説として語り継がれているエピソードがある。
1996年放送の『激走戦隊カーレンジャー』第46話「突然失効!? 変身パワー」で、ロボットに乗ってチームプレーを仕掛けるカーレンジャーたちに、悪の組織「ボーゾック」の幹部であるゼルモダが「おめえら、5対1だぞ! 卑怯だとは思わねえのか!?」と禁断ともいえる発言をする。
するとカーレンジャーのリーダー・レッドレーサーは「勘違いするな。俺達は1の力を5分割して戦っているだけだ!」と言い放つ。カッコいいシーンだが、直後にグリーンレーサーが「ん〜、でもそんなふうに言われると卑怯な気もしてきたな」と言って笑い要素も入れている。コミカルなギャグ要素満載のカーレンジャーならではの一幕だ。
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(文/Sirabee 編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代男女1000名 (有効回答数)