駐車場で見かけた標識、レアすぎる指示に目を疑う… 「幻の4文字」が話題に
駐車場で発見した指示標識、その正体に「初めて見た…」と、驚きの声が多数寄せられているのだ。
たとえ車を運転せずとも外を歩いているだけで視界に入ってくるのが、青と白を基調としたカラーリングの指示標識。
日常的に目にする、珍しくとも何ともない存在のはずだが…以前ツイッター上では、とある指示標識に対して「初めて見た」と、驚きの声が多数寄せられていたのだ。
【関連記事】突如現れた看板、指示内容を思わず二度見 「6文字」のインパクトが強すぎる…
画像をもっと見る
■「幻の指示標識」と発見
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・定休日さんが投稿した1件のツイート。
「幻の指示標識『斜め駐車』を再訪した。交通教本に載っている正式な標識ながら、その存在は未だにここ1箇所でしか確認されていない」と意味深な文章が綴られた投稿には、駐車場付近で撮影された写真が添えられている。
そこには「駐車可」を意味する「P」標識と、「斜め駐車」と書かれたイラスト付き標識が確認できたのだ。
関連記事:奈良県にある道路標識、思わず目を疑う… 「あの動物」にしか見えないと話題
■「この世に1つしかない標識」と話題
普段車を運転しない人からするとあまりピンと来ない内容かもしれないが、件のツイートは投稿から数日で500件以上のRTを記録するほど注目を集めている。
また、他のツイッターユーザーからは「こういう駐車をしろ、という場所は思い浮かぶけど、確かに標識はないかも…」「斜め駐車は珍しいな」「確かに珍しい」といった驚きの声が相次いでいたのだ。
ツイート投稿主・定休日さんに詳しい話を聞いたところ、こちらの写真は1月2日、宮城県石巻市の「石巻魚市場」付近の駐車場で撮影したものと判明。
定休日さん自身は「標識マニア」の人物によるWebサイトから標識の場所を特定したそうで、「レアな標識ということを知っていたので、見つけたときは嬉しかったです。交通教本に載っているのに実物がたった1箇所しかないのが面白いと思います」とのコメントを寄せてくれたのだった。
関連記事:一度入ると「絶対通過できない」道路、突破法が謎すぎる じつは1つだけ裏ルートが…
■ぶっちゃけ意味はあるのか…?
…と、ここで疑問に感じるのが「斜め駐車」標識の存在意義である。写真に写った駐車場を見ると斜め駐車を促す白線が引かれており、この指示標識がなかったとしても、ほぼ100%のドライバーが白線に合わせ、斜めに駐車するのではないだろうか…。
百歩譲って、件の駐車場に「以前、斜め駐車を守らないドライバーが散見された」などの事情があったとしても、同標識の全国的な目撃情報がほぼ皆無であることから、設置の必要性自体が希薄であると感じざるを得ない。
さらに調べたところ、この世には「斜め駐車」だけでなく「平行駐車」「直角駐車」という指示標識も存在することが判明。いずれも「斜め駐車」同様、かなりレアな標識で、どうやら「平行駐車」標識も石巻市内に1箇所だけ設置が確認されているようだが…「直角駐車」標識に至っては目撃情報が全くなく、日本に1つも設置されていない可能性が高いのだ。
そこで今回は指示標識を管理する「警察庁」に、話題の「斜め駐車」標識の詳細について話を聞いてみることに。