乙武洋匡氏、育児休暇の名称変更に意見 “育業”「アリなのかも」
当初は訝しんでいた“育業”について考え直す乙武洋匡氏。ツイッター上では「マジで大事だったのでは」との声も。
作家の乙武洋匡氏が28日、自身の公式ツイッターを更新。育休の名称変更について私見を明かした。
■“育業”に言及
乙武氏はこの日、「当初は『“育業”って何だよ』とか訝しんでたけど」と切り出し、“育業”に言及したツイートを投稿した。
育業とは、東京都が育休の新名称として昨年6月に発表したもの。多忙な育児に専念するため、従来の「休む」というイメージを改めて、育児休暇を取得しやすくすることが狙いだった。
この発表が知らされると、「新たな愛称、私は素敵だと思う!」といった反応があった一方で、「言葉を変えればいいってもんじゃない」「言葉遊びはやめてルール設計をちゃんとすべき」など、名称変更に否定的な声も上がり、乙武氏も懐疑的だったという。
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■乙武氏「アリなのかも」
しかし、乙武氏は育業への考え方に再び思案する。
きのう27日に開かれた参議院本会議にて、岸田文雄首相が育児に努める人などの学び直し(リスキリング)を後押しする意向を示した。
乙武氏はこれを受けてか、「『産休・育休中にリスキリングしてください』とか、どうにも育休を『休み』だと勘違いしているとしか思えない政策が飛び出してくると、『あ、やっぱり“育業”というネーミングはアリなのかも』と思わされるとか、されないとか」と再考している。
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■名称の重要性を痛感
ツイッター上では、乙武氏と同様に考え直すユーザーもおり、「『育業』って名付けようとしてたのマジで大事だったのでは」「『育業』って仕事としてきちんと認めてくれた東京都知事やっぱり輝いて見える」「育休の愛称を『育業』にしたとき『名称くらいで何か変わるかな…』と思ったけど、大事だったわ」と、名称の重要性を痛感する声が上がっていた。