本田圭佑、尖閣諸島問題で“イメトレ” 「日本が取りたいポジショニングは…」
沖縄県・石垣島に訪れた本田圭佑。尖閣諸島問題への考えには「難しいのでは…」の声も。
サッカー元日本代表の本田圭佑が29日、自身の公式ツイッターを更新。尖閣諸島をめぐる中国との関わり方について私見を明かした。
■尖閣諸島をめぐる問題
尖閣諸島は、沖縄本島から西に約410km離れた場所に位置する島々。
1895年に日本が沖縄県に編入しているが、石油埋蔵の可能性が指摘されると、1970年代以降に中国が自国の領土であると主張。国際法上で日本の領土として認められているが、中国との間では尖閣諸島をめぐる意見が対立している。
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■本田が考えを明かす
きのう28日に、沖縄県・石垣島に訪れたことを伝えている本田。きょう29日には「イメトレ」と切り出し、尖閣諸島問題について思案する。
「尖閣諸島は言うまでもなく日本の領土」と断言しつつ、「中国は言うまでもなく日本の大顧客。中国と直接取引してなくても自分は関係ないとは言えない。間接的にすべての日本人の生活に影響してる」と、日本と中国の関係性に触れる。
中国は「日本の大顧客」と考えるが「でも尖閣は譲れない」とキッパリ。さらに、「中国としても日本とケンカはしたくないはず。あくまでも気になってるのはアメリカ」と、中国側の思惑を想像していた。
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■本田「取りたいポジショニングは中立」
続くツイートでは、「日本が取りたいポジショニングは中立。ここの立ち回りが難しいところ」とつづる。
「ワーストシナリオは中国が思ったより早く台湾に仕掛けること」と、日本との間に位置する台湾に中国が侵攻することを懸念しつつも、「それでも日本は中立が正しい立ち位置じゃないか」と、中国への向き合い方に私見。
「尖閣に関してだけは強い意思を見せる。そしてアメリカを怒らせないように中立の姿勢を見せていくところも鍵」との持論を展開し「この戦略が日本にとって最もローリスクハイリターン」と述べた。
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■中立論に「難しいのでは」の声も
本田のツイートには、「僕も基本的に本田さんに賛同です。言うことは言うが中立」「指摘の通りですね」といった声が上がる一方で、「中立は難しいのでは…」「台湾侵攻があれば日本の領海で戦闘が行われる可能性が高いから中立の立場ではいられないやろ」と意見するファンも見られる。