賛否両論の「コオロギ食」、一体どんな味? 気になる2品を食べた感想は…
ネットで話題を呼んでいる「コオロギ食」。昆虫食初体験の記者が、無印良品のコオロギを使った2品を食べてみた。
ここ最近、ニュース等で頻繁に耳にする「コオロギ食」。ネット上では抵抗感を抱く人の声も見受けられる。
そんなコオロギを使ったお菓子を、昆虫食初体験の記者が食べてみると…。
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■賛否両論が飛び交う事態に
「コオロギ食」が話題になったきっかけは、徳島県の県立高校で希望する生徒にコオロギパウダーを使った給食を試食させたこと。2月28日に、この件が一部のメディアで報じられたところ、ネット上で賛否両論の意見が飛び交った。
中川翔子や堀江貴文氏、小倉優子ら著名人も反応する事態に。ただ、数年前から一部の食品メーカーで、コオロギパウダーを使った食品は販売されていた。
そもそも、「コオロギ食」は栄養バランスを兼ね備え、環境負荷が少ない良質なタンパク源。将来性のある食材として注目されていたのだ。
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■無印の「コオロギ食」食べてみた
無印良品でも、2020年に「コオロギせんべい」(220円)、21年に「コオロギチョコ」(220円)を発売している。「コオロギせんべい」に関しては、Sirabee編集部で過去にアレンジレシピを紹介済みだが、今回はあえて手を加えずにこの2品を食すことにした。
ちなみに、記者はこの手の「昆虫食」は人生で一度も食べたことがない。不安を抱きつつ、「コオロギせんべい」を食べる。
変な臭みはなく、サクサクした食感でエビのような味だ。塩気も効いているので、お酒のおつまみに最適かもしれない。
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■「コオロギチョコ」の味は…
続いて、「コオロギチョコ」に手を伸ばす。なんとなく、昆虫食はしょっぱいお菓子にするイメージがあったので、こちらは全く予想できない…。
やや硬めの歯ごたえで、噛むとオレンジの風味が広がる。せんべい同様、臭いは皆無。
ほのかに塩気を感じるが、これがコオロギパウダーなのだろうか…。「コオロギせんべい」がエビのような味をしっかり感じられるのに対し、「コオロギチョコ」は正直言われなければ、コオロギが入っているか分からないレベルだ。
記者は人生初の昆虫食だったが、どちらも臭いや後味は気にならなかった。ネット上で賛否両論が繰り広げられ、「コオロギ食」にマイナスのイメージを持ってしまった人も少なくないのでは。
だが、変な先入観は捨てて、一度食べてみると案外やみつきになるかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)