中華の鉄人・陳建一さん67歳で逝去、ネットでは「勝者!鉄人」と故人偲ぶ声
『料理の鉄人』で一躍人気者となった料理人・陳建一さんが亡くなった。ネットでは過去出演番組を回顧するファンの声が。
国内13店舗を展開していた四川飯店グループ会長で料理人の陳建一(本名・東建一)さんが間質性肺炎のため亡くなっていたことが14日明らかになった。享年67。
陳さんは1993~99年に放送された人気料理バラエティ番組『料理の鉄人』(フジテレビ系)の“中華の鉄人”として活躍してきており、ネットでは「中華の鉄人よ永遠に…」「この人の麻婆豆腐動画、擦り切れるほど見ました」と悲しみの声が相次いでいる。
■父は「中華の神様」
陳さんは1956年東京都生まれ。父は「中華の神様」と呼ばれ、日本に四川料理の美味しさを広めた陳建民さん。
90年に亡くなった建民さんの跡を継いで四川飯店オーナーに就任し、店舗拡大。同時に『料理の鉄人』など料理番組に数々出演し、中華の料理人として日本国内で高い知名度があった。また、出演番組で見せる常に笑顔で温和な人柄からファンも多かった。
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■お別れの会を予定
しかしその後肺がんが見つかるなど病魔に襲われ、四川飯店グループを運営する民権企業株式会社は間質性肺炎のため11日に亡くなったことを公表。67歳の若さだった。
同社は「故人の遺志により葬儀は近親者のみで執り行われ、訃報のご連絡も葬儀後とさせていただきました」「後日、四川飯店グループ社葬をもって、お別れの会を執り行う予定ですが、現時点では詳細未定」と説明している。
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■「勝者!鉄人 陳建一!」
突然の訃報をうけ、ネット上では「67歳なんてあまりに若すぎでしょう」「陳さんが出る料理番組をもっと見たかった」「お元気だとばかり…」とショックの声が相次いでいる。
また、陳さんのテレビ出演時を回顧し「勝者!鉄人 陳建一!」といった声のほか、「『人間は間違っちゃうから、だから味見をするのよ』って優しく作り方を教える姿が忘れません」「出来上がったあと説明もそこそこに『熱いうちに食べよう!ほらほら!』と仰ってたのが微笑ましくて、すぐにファンになりました」と故人の人柄を讃える声も散見されている。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)