太田光、岸田文雄首相襲撃犯を取り押さえた漁師の行動を心配 「民間の人は…」
岸田文雄首相を狙った爆破事件で、称賛を呼んだ漁師男性の行動に太田光は…。
15日に起きた岸田文雄首相への襲撃未遂事件について、16日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)が特集。MCの爆笑問題・太田光が、SNSのトレンドにもなった漁師男性への行動に触れた。
■爆発物のようなものが投げ込まれる
岸田首相は15日午前11時半頃、補欠選挙の応援に訪れていた和歌山県の漁港で、爆発物のようなものを投げ込まれる事件が発生。聴衆や本人に怪我はなかったが、現職総理が襲撃される事態は衝撃を呼んだ。
番組には元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が出演し、今回の事件について警備体制等の面から解説していった。
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■トレンドにもなった漁師の行動
被疑者は即座に取り押さえられたが、隣にいた漁師の男性がSPよりも早く制圧したことで、SNSでは「漁師のおっちゃん」がトレンドに。
番組もこの話題を扱うと、太田は「やっぱり今後、模倣犯も出てくる可能性もあるし、今後こういうことが起きる可能性もあるけど、本来だったら民間の人はあの場合、飛びかかるんじゃなくて逃げてもらったほうがいいですよね?」と小川氏に質問する。
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■被害が出ていたケースを懸念
太田はさらに、「あの方は民間の方なんで、要するにSPが仕事なわけじゃないじゃないですか?」「本来、ああいう不審なことがあった場合、あれが本当に大爆発するようなもので、手にも持ってたわけだから」と指摘。
「もちろん彼は正義感でやったと思うんですけど」と漁師の男性を讃えながらも、「普通の人が、もしこういうことがあった場合は、逃げてもらうってことが一番?」とたずねた。
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■小川氏も「逃げるってことが一番」
小川氏もこれに、「声を出して逃げるってことが一番」と返答。さらなる被害が出ていた可能性もあるため、本来は逃げることが優先だと指摘した。
この太田の質問に、視聴者からは「人と違うこと言えばいいと思ってる?」「漁港関係者の行動を否定するかのような発言」「太田が言うように『漁師よくやった!』じゃないと思う。危ないよ」といった声が。共感もあれば否定もあり、有事での行動の難しさを物語っている。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)