古田敦也氏、WBC準決勝の勝負ポイントを分析 「山川が代打で用意を…」
WBCを振り勝った元ヤクルト監督の古田敦也氏と真中満氏。古田氏が現地で見た勝負のポイントとは…。
元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏が自身のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の「勝負のポイント」を語った。
■WBCの秘蔵シーンを振り返る
ヤクルト黄金時代を支え、その後監督に就任した古田氏と真中満氏、そして一緒にプレーをした五十嵐亮太氏とともにWBCの「秘蔵シーン」を振り返った今回の動画。
話題は決勝トーナメント準決勝のメキシコ戦で3点リードされた7回裏に吉田正尚選手が放った同点3ランホームランに。真中氏は「これは見事。ちょっと終わったかなと思ったもんね。3対0だもんね、7回で。これはデカい」と語る。
古田氏も「これはよく打ったよね」と絶賛していた。
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■ホームランが出なかったら…
ホームランを放った吉田選手が「ぬわ!」と叫んでベンチに戻ったあと、近藤健介選手もまねをしたのか「ダ!」と叫ぶ。
すると普段は冷静な大谷翔平選手も手を広げてパチパチと叩く。この様子を見た真中満氏は、笑みを浮かべていた。
ここで現地にいた古田氏が「こんときでも本当に、テレビに映っていたかどうか知らないけど、あいつ、用意していたのよ、山川(穂高)」とつぶやいた。
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■紙一重でどうなっていたか
五十嵐氏が「そうそう、村上(宗隆)のところですよね、知ってます、知ってます」とポツリ。吉田選手が凡退した場合、村上選手に代打山川選手が送られる予定だったようなのだ。
古田氏は「もし点数が入らなかったら、村上のところは代打だったんですよ、山川が。代打になっていたら、決勝とかもどうなっていたかわからないわけやんか」と指摘する。
すると五十嵐氏が「紙一重でどうなっていたかわからないシーンが結構あったんですよね」と同調。古田氏も「すごいあるのよ」とコメントした。
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■真中氏の見解は?
2015年に東京ヤクルトスワローズを14年ぶりのリーグ優勝に導いた真中氏は「そうなんですよね。僕もバンカーに入れておかなければっていう。バンカーさえ入らなければ次、良かったのにって」とつぶやく。
これには古田氏が「おい、おまえのゴルフの話と一緒にするな。神がかっている話なんだよ。お前、いつもよう見るがな」と笑いながらツッコミを入れる。真中氏は「失礼しました」と謝罪していた。