シャープ公式、エアコンフィルターの掃除を全力訴求 電気代&気温上昇に危機感も
季節外れの真夏日で熱中症対策が呼びかけられているきょう17日。高騰する電気代と気温上昇に危機感を覚えたシャープが、節電となる方法を切実に訴え…。
大手家電メーカー・シャープが17日、公式ツイッターを更新。気温上昇と電気代の高騰から、エアコンの節電対策を呼びかけた。
【ツイート】電気代も気温も上昇、「まじでフィルターの掃除やって」
■電気代が値上げに
16日、政府は大手電力7社が国に申請している燃料価格の高騰に伴う家庭向け電気料金の値上げを了承。
値上げ幅は各社の平均で15%余りから39%余りで、6月の使用分から値上げが実施される見通しだという。
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■早くも真夏日が
そんななか17日は全国的に気温が上がり、各地で真夏日に。群馬県下仁田町では午前10時前にもかかわらず30.6℃を記録し、早いペースで気温が上昇している模様。ツイッターでは「熱中症気(をつけて)」「水分補給」「日焼け止め」など暑さ関連が次々とトレンド入り、悲鳴が上がっている。
この状況にシャープは「電気代がさらに白眼を剥くほど上がることが確定した2023年初夏、遠回しでなく直球で買い替えをおすすめしようと決意しました。とくに冷蔵庫とエアコン」とツイート、危機感をあらわにした。
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■「まじでフィルターの掃除やって」
続く投稿では過去の“エアコンのフィルター掃除の仕方”についてのツイートを引用し、「エアコンは故障による死活問題に加えて、こういう節電対策もお金の面から切実になると思うので、全員まじでフィルターの掃除やって。試運転といっしょにやって」と全力で訴え。
その方法は「だいたいどこのエアコンも、前面のパネルをぱかっと開ける→フィルターを取る→掃除機で埃を吸う→水洗い→陰干し→フィルターつける、でOK」とのこと。それだけで電気代は相当下がるそうなので買い替えはならずともせめてエアコンのフィルター掃除はやるべきだろう。
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■掃除のメリットはたくさん
じつはフィルターの掃除をすることは節電、省エネ以外にもメリットはかなり大きい。風量、風速の回復やニオイの除去・軽減もそうだが、機器の寿命も延びるそうだ。
なお、フィルターをこまめに掃除することで削減できる電力は冷房時で約4%、暖房時で約6%だといい、高くなった電気代といくらかでも相殺ができるだろう。
シャープの真剣な訴えに「これを見たので、フィルター掃除します」「とりあえずフィルター掃除しよ…」「帰ったらやるか…」と掃除を決意する声が上がっている。