『家鴨』は何と読む? 豊臣秀吉が広めたという田んぼで大活躍の鳥とは
豊臣秀吉が水田への放流を推奨したことで飼育が盛んになったと言われている。
家にいる鴨? 飼いならしていくうちに、次第に今の姿に変化したと言うが…。
■「家鴨」は何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「家鴨」の読み方に関する調査を実施したところ、全体で91.9%の人が「あひる」、8.1%の人が「ひよこ」と読むと回答した。
「あひる」と読む人は男性が90.1%で女性が93.7%。「ひよこ」と読む人は、男性が9.9%、女性は6.3%という結果に。
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■正しくは「あひる」
「家鴨」の正しい読み方は、「あひる」。水鳥であるカモ科のマガモを原種とする家禽で、生物学的にはマガモと同じ種だという。ヨーロッパや中国などで飼育が始まり、現在では世界中で広く飼育されている。
日本で飼育され始めたのは平安時代からとも室町時代頃からとも言われており、その後、豊臣秀吉が水田の雑草や害虫などを食べてくれるアヒルの水田への放流を推奨したため、関西地方を中心にアヒルの飼育が盛んになったとも言われている。
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■その名の由来は水掻きのついた足
個体や品種によるが、全長50~80cmほどで体重は3~5kg前後のものが多く、マガモより大きい。家禽として飼いならしていく過程で、翼が小型化して数メートルほどしか飛べなくなり、体型も大きくふくよかに変化していったという。
その名の由来としては、水掻きのついた足が広いことから「足広(あしひろ)」が転じて「あひる」となったという説が有力のようだ。
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■「ひよこ」の漢字は「雛」
「ひよこ」は「雛」と書く。一般的にはニワトリのひな鳥を指すが、ほかの鳥のひなを指して「ひよこ」と言うこともある。
その由来は、「ヒヨヒヨ」という鳴き声に親しみを込めて添える接尾語の「こ」がついたもの、小刻みに跳ねるように動くさまを表した擬態語の「ひょこ」が変化したもの、など諸説あるようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)