SAで発見した自販機、驚愕のラインナップに目を疑う　「天才の発明」と話題に…

車での長距離移動中、サービスエリア（SA）を見かけると安心するもの。なぜSAで食べる食事は、あんなにも美味しいのだろうか。

なお以前ツイッター上では、福岡県のとあるSAにて発見された自動販売機が「天才の発明」と話題を呼んでいたのだ。

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■この自販機、何かがおかしい…

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・kazuyaさんが投稿した1件のツイート。

こちらの投稿には「サービスエリアで自販機でふるさと納税をさせて、サービスエリアの商品券に交換させて、全額サービスエリアで使用させるという、なかなか沼った商売が始まってた」と、何やら意味深な1文が綴られている。

「自販機でふるさと納税」というフレーズに首を傾げつつ、ツイートに添えられた写真を見ると…そこには「ふるさと納税自販機」と記された、衝撃的な自販機が確認できたのだ。なおラインナップはいずれも、SA内で利用可能な「引換券」となっている模様。

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■「天才の発明」と話題に

自販機に表示された「ふるさと納税」の6文字は見た者に多大なる衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から数日で2,000件以上ものRTを記録。

他のツイッターユーザーからは「確かに家族でSAでご飯食べると、3,000円くらいすぐいきますからね」「SAの自販機で納税できる。というパワーワード」「正直めっちゃ面白い」「これ天才の発明だろ」など、驚きと称賛の声が多数寄せられていたのだ。

ツイート投稿主・kazuyaさんに詳しい話を聞いたところ、こちらの自販機は福岡県古賀市にある「古賀サービスエリア（上り線）」にて発見したものだという。

そこで今回は、話題の自販機の詳細をめぐって「古賀市商工政策課」に取材を敢行することに。その結果、新時代の「納税システム」が明らかになったのだ…。

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■「所要時間」に思わず驚き…

件の自販機は、今年4月1日から古賀サービスエリア（上り線）1カ所にのみ設置されたものと判明。

設置の経緯について、古賀市　担当者は「県内外からも多くの人が訪れる古賀SAにふるさと納税自販機を設置し、利用して頂くことで、古賀市の特産品や、企業のPRに繋げることを目的としています」と説明している。

10,000円の寄附ならば3,000円分、20,000円の寄附ならば6,000円分といった具合に、寄附金額に応じた「引換券」が返礼品に。利用時はSA内のレストランやベーカリーテイクアウトコーナーのほか、お土産コーナー（ショッピングコーナー）の辛子明太子、もつ鍋、豚骨ラーメン、いずれも和菓子の老舗である「如水庵」製品、「左衛門」商品が対象となる。

自販機を利用する際、氏名・住所等の情報入力は運転免許証からの読み取りが可能な点にも注目したい。担当者は「所要時間は3分ほどで、慣れれば1分程度で済みます」と太鼓判を押していた。なお、自販機での作業が完了すると後日、確定申告に必要な「寄附金受領証明書」が、市から送付されてくるそうだ。

前出の通り、まだ1カ所にしか設置されていない同自販機だが、担当者は「ゴールデンウィークやお盆、年末の帰省ラッシュ時期に多くの利用を期待しています」「また、その反響をみながら今後の展開を検討したいと考えております」と、展望を語っている。

近い将来、多くのSAで「ふるさと納税」が可能になるかもしれない？