まずいと風評被害を受けている「流水麺」は本当に美味しくないのか? 超一流シェフが試した結果…
検索でもまずいと風評被害を受けている、水で洗うだけで食べられるそばの代表「流水麵」を最強料理人・鳥羽周作シェフは救えるのか?
世の中には、しっかり調理をすれば美味しいのに、なぜかまずいと風評被害を受けている商品が少なからずある。以前ご紹介した「早ゆでパスタ」はいまの風評被害商品代表格と言っていいだろう。
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■以前からまずいという声があるのが…
そんな風評被害商品の中で、早ゆでパスタよりも以前からまずいという声があるのが、シマダヤの「流水麺」だ。
水でさっと洗うだけでそばがゆでずに超簡単に食べられることもあり、夏にはピッタリの商品なのだが、検索するとサジェストで「流水麵 まずい」と出てくるため、美味しくないというイメージを持たれてしまっているのである。
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■僕なら余裕で美味しくできます
そんな流水麺を救いたい! と協力を依頼したのが、いまYouTubeやTwitterでも人気のミシュラン一つ星シェフ・鳥羽周作氏。流水麵を見せると「ゆでずに食べらられるから便利だとは思いますけどね…」と、考え始めた。
と、思いきや数秒後「ま、僕なら余裕で美味しくできますけどね!」と、自信たっぷりの発言が飛び出す。さすが鳥羽シェフ、心強すぎる!
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■美味しく作るポイントは…
まずは普通に水で洗った流水麵を食べる鳥羽シェフ。「洗っただけでぜんぜん美味しいと思いますけどね。でも、もっと美味しく食べる方法は、まずこれです」と開始した作業は…
氷水でしっかりと麺を冷やすこと。こうすることで食感が引き締まり、ぬるいと美味しくない冷やし麺がキリッとなるため、基本的な美味しさが最大限になるようだ。
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■味付けに用意したのは…
さらに味付けに用意したのは、めんつゆに納豆、とろろに刻み小ねぎとオーソドックスなものばかり。
「とろろにあらかじめ麺つゆを混ぜて、味付けをするのがポイントですね。どうしてもそのままだと薄くなってしまうので」と、ポイントを教えてくれる鳥羽シェフ。とろろに味付けを先にする発想はなかった…。
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■納豆とろろネバトロ流水麺 卵黄のせ
そうして完成したのが、「納豆とろろネバトロ流水麺 卵黄のせ」。キリッと冷やした流水麺によく絡むねばねば系食材をふんだんに使った、ヘルシーな麺料理の出来上がり。
「絶対にウマいですよこれは」と、麺リフトをする鳥羽シェフ。気になるお味は…
■さらに鳥羽シェフが提案したのは
「やっぱり麺が冷えていると食感も良く感じられますし、何より美味しいですね!」と絶賛。確かにウマそうだ。
さらに鳥羽シェフが提案したのは、氷水に入れた流水麵をつけ汁に入れ、キンッキンに冷やしてざるそばのように食べる方法。
■これはめちゃくちゃウマいですね…
「食ってみな 飛ぶぞ」(意訳)と言われ食べたスタッフの方も「これはめちゃくちゃウマいですね…」とガチ感動。
実際に記者も現場で食べ感動したため、実際に自宅で氷水で冷やした流水麵を、さまざまなつゆでいただくとどれも絶品で、まずいという風評被害があるなんて信じられないぐらい美味しくなった。
■風評被害商品を絶品に仕上げた鳥羽シェフ
不味いと風評被害を受けている、水で洗うだけで食べられるそばの代表格「流水麺」を救うべく、最強料理人・鳥羽周作シェフにアレンジを依頼。ぬるい水で洗ったせいで美味しくないと言われていることを速攻で見抜いた鳥羽シェフ、まずは水洗いしてから氷水で冷やし、風味をプラスするため濃い目のつゆと… pic.twitter.com/s2qMq9XuoA
— 熊田熊男 (@yamasan15588510) May 24, 2023
早ゆでパスタに続き、風評被害商品を絶品に仕上げた鳥羽シェフ、彼に美味しくできないものはないのかもしれない。今回作っていただいた料理も夏に最高の味なので、ぜひ試してほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)