役所広司、カンヌから帰国後初イベント 男優賞受賞を感謝「応援届いていた」
「カンヌ国際映画祭」で男優賞受賞の役所広司が帰国後初イベント。受賞できたことを感謝した。
俳優の役所広司が30日、都内で行われたNetflixシリーズ『THE DAYS』(6月1日より配信)ワールドプレミア舞台あいさつに出席。
先日フランスで行われた「カンヌ国際映画祭」にて、主演を務めた作品『PERFECT DAYS』で男優賞を受賞したことを感謝した。
舞台あいさつには、竹野内豊、小日向文世、小林薫、遠藤憲一、石田ゆり子、増本淳プロデューサー、西浦正記監督、中田秀夫監督も登壇した。
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■「福島第一原子力発電所」の事故を元に制作
2011年に発生した福島第一原子力発電所の事故を元に制作された同作品は、事故発生から「あの日、あの場所で何があったのか」を政府、会社組織、そして原発所内で事故に対峙する者たちの3視点から克明に描いた全8話のドラマ・シリーズ。
門田隆将が福島第一原発事故の関係者を取材したノンフィクション『死の淵を見た男ー吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)などに基づき、リアルティを追求した。安易な英雄譚や美談に仕立てることを避け、驚くべき真実をあぶり出していく。
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■カンヌでの男優賞受賞を祝福
「カンヌ国際映画祭」での男優賞受賞を祝福された役所は「皆さんの応援がカンヌまで届いていました。ありがとうございました」と感謝。
続けて『THE DAYS』について「『PERFECT DAYS』と『THE DAYS』は、名前がちょっと似てますけど(笑)」と笑顔を見せ、「この作品はみんなで力を合わせて、志を持って作った作品です。おそらく、みなさんは世界で唯一スクリーンで第1話を見られるお客さんではないでしょうか。どうぞ、ゆっくり楽しんでください。8話までありますので、ぜひ見てください」と呼び掛けた。
役所が「カンヌ映画祭」で男優賞を受賞するのは初で、日本人俳優としては2004年に公開された映画『誰も知らない』で受賞した柳楽優弥以来、19年ぶり2人目の受賞となった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)