愛媛県伊予市「ポパイ」創業65年の伝統を引き継いだ「中華そば」
愛媛県伊予市双海町「ポパイ」 レトロな喫茶店でいただく秘伝の中華そば。
「当時通って食べたお店が、もうない…」去年東京から愛媛にUターンした記者は、実際によく出くわしている。一方で、あの頃を思い出させてくれるようなメニューを出すお店を見つけると、懐かしさがこみ上げてくる感覚はたまらないものがある。
先日、昔ながらの懐かしい味で、昭和を感じる中華そばを出す店が愛媛にあると聞き、行って食べてみると一気にファンになった。
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■愛媛県伊予市・レトロな喫茶店「ポパイ」
愛媛県伊予市双海町、JR伊予上灘駅に隣接する「ポパイ」で昔ながらの中華そばが食べられる。「ポパイ」は創業65年のレトロな喫茶店。
サイトによると、10年ほど休業していた祖父母のお店を、孫が2021年3月に再オープンさせ、今はゲストハウスも併設しているとのこと。
建物自体は1階が食料品店で、2階が「ポパイ」。1分歩けば砂浜に着くほど海から近い場所にあり、「海に恋する、泊まれる喫茶店」のキャッチフレーズがついている。
内装は純喫茶そのもので、コーヒーはサイフォンで入れているそう。窓から見える海と空も相まって、ゆったりした時間が流れる居心地の良い空間だ。
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■昔ながらの中華そば
「ポパイ」の名物メニューであり、秘伝を引き継いだ「中華そば」(並・600円)は、もやし、小ネギ、かまぼこがトッピングされている。麺の下にはキャベツと豚肉がたっぷり隠れていて具だくさんだ。
麺はストレートで細めの素朴な味。並サイズながら麺の量もそこそこボリュームがある。
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■イリコ出汁の味変にテーブルコショー
地元でとれたイリコをたっぷり使った出汁としょうゆを合わせたスープも特徴的。濁りのないきれいなスープは、いわゆる”煮干し系ラーメン”とはまた違った、あっさりした味わいがとてもおいしい。
残り半分になったところで、卓上のテーブルコショーをちょい足しして味変。スープとめちゃくちゃ合う。学校の近くの食堂で帰りに食べた懐かしい風味。テーブルコショーを置いてくれてありがたい。
塩むすび(100円)には、ノリとたくあんが付いてくるのもうれしい。メニューを見ると、大人のお子様ランチプレート「ポパイランチ」(1,000円)や、昔のポパイでも出されていたという「鉄板ナポリタン」(880円)などもあるそうだ。こちらも食べてみたい。
すてきな空間においしくて懐かしい料理。お気に入りの場所ができるたびに、愛媛の生活が充実していくことにうれしさを感じている。
ポパイ
住所:愛媛県伊予市双海町高岸甲956-5 2階(JR伊予上灘駅前)
電話:090-9774-2424
営業時間:月・水〜日:11:30-16:00
定休日:火曜
https://www.instagram.com/futami.no.popeye/
※執筆時の情報です。
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(取材・文/Sirabee 編集部・京岡 栄作)