「月200円でいつでも大盛り無料」そば店のサブスクが最強すぎる… 会員数も増加中
そばチェーン店「嵯峨谷」はサブスクを実施している。そのお得さがネット上で話題を呼んでいて…。
じめじめ蒸し暑い日が続き、冷たいそばが食べたくなる季節。この時期は、週に2~3回、そば店に行く人も多いのでは。
いまネット上では、そば好きには堪らない「そばのサブスク」が話題を呼んでいて…。
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■嵯峨谷のサブスクが話題に
事の発端は、5月下旬のあるツイッターユーザーの投稿。内容としては、会社近くのそば店で、お得なサブスクを発見したというものだった。
調べたところ、このお店は東京を中心に展開するそばチェーン店「嵯峨谷(さがたに)」であることが判明。同店では本格的な十割そばが400~500円前後と、リーズナブルな値段で食べられる。立ち食い用の席もあり、仕事の合間にサクッと食べたいサラリーマンを中心に人気だ。
話題のサブスクは、登録すると、1日2回まで「そば大盛り(100円)が月額200円で無料」「かきあげ(150円)が月額300円で無料」「麺大盛り+かきあげが月額500円で無料」のいずれかのサービスを追加できる。
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■ネット上でも絶賛の声
月額200円で通常+100円の「麺大盛り」が無料になるということは、1ヶ月に2回利用すれば元が取れてしまう。この画期的サービスは、ネット上でも話題に。
「こんなすぐ元取れるサブスク初めて見た」「そば大好きな俺、こんなん見つけたら絶対入るわ」「月2回しか行かなくても損しないのうれしい」「これは神すぎる…登録しないと」など、安すぎるサービスを絶賛する声が多数あがっている。
「そば店のサブスク」という斬新なサービスはいかにして生まれたのだろうか。嵯峨谷を運営するフォーユーの中川耕治さんに話を聞いたところ、「様々な裏側」が明らかになったのだ…。
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■サブスク爆誕までの「裏側」
中川さんによると、サブスクは2021年6月にスタートしたという。
始めた理由を尋ねると、中川さんは「当時、コロナ禍で売り上げが伸び悩んでいました。営業時間も制限される中、何とかお客様の利用回数を増やせないかと思い、始めたんです。そばは日常食なので、お客様が深く考えずに加入し、長く続けられるものにしたいと思いました。お客様が絶対に損をしないサービスにしたいというコンセプトを持っています」と、話す。
サブスクは入会させたら終わりではない。解約が続いてしまっては意味がないからだ。その点、嵯峨谷のサブスクはお手軽に入会でき、財布の負担にならない価格設定にしたことで、継続して利用する人が多いそうだ。
開始から2年経ったが、会員数は順調に伸びているという。「昨年12月に1,000人を突破しました。今年はコロナが5類に移行したこともあってか、250人増え、現在1,250人のお客様にご利用いただいています」(前出・中川さん)。
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■そばには強いこだわりが…
そばの大盛り無料、かきあげ無料、その両方が無料と、どれも魅力的だが、特に人気のサービスはあるのだろうか。
こちらの質問をぶつけたところ、中川さんからは「大盛り単体、麺大盛り・かきあげ両方、かきあげ単体が4:4:2くらいの割合です。男性が9割程で、年齢層は20~60代、特に働く世代を中心に人気ですよ」という回答が寄せられた。
働く男達の心をガッチリ掴んでいるようだ。「嵯峨谷」のそばは安いだけでなく、肝心の味も抜群。麺は平打ちで弾力があり、400~500円とは思えないクオリティーだ。
中川さんは、「十割蕎麦はボソボソしてしまいがちですが、水々しい食感になるよう意識しています。また、日本人は麺のコシが好きなので、そばにしっかりコシが出るようこだわっております」と、麺に力を入れていることを強調する。
この夏、嵯峨谷のサブスクに登録して、冷たいそばを心ゆくまで堪能するのもありかも。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)