意外と知らない人も… 「麦茶のおいしい作り方」を試したら味と香りが全然違った
大量に作って冷蔵庫にストックする麦茶。意外と間違っている作り方をしている人も…?
暑い夏の水分補給に欠かせない麦茶。ポットで煮出している家庭は多いだろう。しかし、中にはもったいない作り方をしている人も…。
11日放送の『あさイチ』(NHK)で、「おいしい麦茶の作り方」が特集されていたためSirabee編集部が実際に試してみた。
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■「沸騰したまま」はNG?
番組では「夏の工場見学 暮らしに役立つワザ発見SP!」と題し、麦茶を作る飲料メーカーの工場を見学。メーカーによれば、麦茶を煮出すときのお湯の状態は「沸騰させない」のがコツだという。沸騰させた状態で煮出すと雑味や苦味が出て、香りも飛んでしまうためおいしく入れることができないようだ。
家庭でティーバッグで煮出す場合も同様で、沸騰して火を止めてから入れるのが正解。ティーバッグの注意書きにも「お湯は、一度沸騰させてから火を止めてください」と記載されていた。
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■飲み比べてみた
番組では沸騰させたものと沸騰させないもの飲み比べていたが、記者もどれほど差があるのか実際に試してみた。
片方は沸騰したら火を止めて麦茶パックを入れて10分放置してかき混ぜたもの。もう片方は、ネット上で「ガンガン沸かして煮出してた」「沸騰させてから麦茶パック入れて弱火で煮出してた」との声があがっていたため、沸騰させてそのまま弱火で数分だけ煮出したものを用意した。写真ではややわかりづらいが、沸騰させたまま煮出したほうが色が濃い。
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■味わいが全然違う!
沸騰させて火をつけたまま煮出した麦茶は口に入れた瞬間にほんのり雑味を感じるが、沸騰させないほうはすっきりとした味わいがあってゴクゴクと飲みやすい。わかりやすいのが香りで、正しい作り方の麦茶のほうが甘くて香ばしい。あまり気にしたことはなかったが、飲み比べてみると全く違う。
出演者たちの半数も間違えていた麦茶のおいしい作り方。気になる人はぜひ飲み比べてみてほしいぞ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)