筋トレ初心者はなぜジムでジロジロ見られるのか? 熟練トレーニーたちの「本音」が話題に
「ジムに初めて行った時、筋トレの様子を誰かに見られている」…そんな経験はないだろうか? トレーニングジムの熟練者が明かすその「真相」とは。
ここ数年で一気に急増したトレーニングジム。初心者あるあるなのが、見よう見まねで機器を使っていると常連客からジロジロ見られてしまうこと。ネットでは、そんなジム初心者をついつい見てしまう「トレーニーの本音」動画が話題を呼んでいる。
画像をもっと見る
■え…優しい世界
「【あるある】初心者がジムでジロジロ見られる理由【全トレーニー心の声】」というタイトルでショート動画を投稿したのは、トレーニング系ユーチューバーである片倉岳人さん。
動画は、ダンベルで黙々とトレーニングする“熟練者”の片倉さんと、ベンチプレスに挑戦しているジム初心者による再現ドラマで、片倉さんは「ベンチプレスか…。あの人初めてっぽいけど、大丈夫かな? ま、そんないきなり最初っから追い込んだりしないか」と初心者を横目で眺め続ける。
…と思っていたら、いきなり数回やって力尽きてしまったのかバーベルが上がらなくなるジム初心者。このままではバーが首や胸にかかり危険な状況だ。そんな彼を見た片倉さんは、救済するため迅速に駆け寄っていくのだった。
「あなたを見ているのは、いつでも助けられるようにです」
これが熟練者たちが初心者を見続けている理由だと片倉さんは語り、動画は終了する。そうか…誰もが感じた「あの視線」はこういうことだったのか…。
関連記事:ラファエル、鍛え抜かれた背中に称賛の声 「体脂肪10%切るまで頑張る」
■「マッチョ優しい人多い」と反響
この動画を観てトレーニングジムにポジティブなイメージを持った視聴者が数多く、「『こいつ細w ダサw』って目線で見られてるのかと思ってました…」「駆け付けマッチョ見たさにジム通いたくなってきた」「駆け付けと去るスピードが速すぎ」など称賛する声が続出。
一方で、「マッチョは自分の筋肉をいじめるのに忙しすぎて他人をいじめる暇なんてない」「筋肉がつく→自己肯定感が高まる→余裕が生まれる→他人に優しくなる」「マッチョ優しい人多い」と、“マッチョ性善説”を唱えるファンも散見される。
記者は、トレーニー達の無言の優しさを代弁した片倉さんを取材した!
関連記事:松本人志、マスク解禁のジムでも“マスクを付けたい理由” 「まじで分かる…」
■ジムに通ってから様々なものが変化
片倉さんは、登録者数約34万人、総視聴回数が約2億8500万回を超えるチャンネル「片倉岳人/ダイエットの知恵袋」を更新している人気ダイエット系ユーチューバー。基本的なトレーニングの仕方や、ジムの意外な実態を明らかにしたり、一方でダイエットしたい人からの質問コーナーを設けるなど、ジムのスペシャリストとして魅力的な情報を日々配信している。
トレーニングを始めたきっかけはジムでのアルバイトだったとか。「バイトしてる人は無料で使えたんですよ(笑)。それまでこれといった趣味もなかったので、とりあえずやってみるかという軽い気持ちでした」(片倉さん)。
日々トレーニングを重ね、どんどん身体を鍛えていったが、身体以外で大きく変わったものは意外なものだった。
「大きく変わったのはお金の使い方ですかね。それまでは服や飲み会にお金を使ってたんですけど、ジムに通い始めてからは安くてシンプルな服を着るようになり(→筋肉で誤魔化す)、お酒も飲まなくなりました(→筋肉に悪い)」(片倉さん)。
関連記事:江頭2:50、57歳とは思えない身体能力に驚きの声殺到 「スゴすぎる!」
■「役に立てること」にやりがい
ユーチューバーを始めたきっかけについては、「元々やっていたトレーナー業の宣伝目的ですね。当時すでにYouTubeの勢いは凄かったですから。ですが実際に動画制作を始めると、動画を通して視聴者さんの役に立てることにやりがいを感じるようになりました」と明かす。
今は視聴者のために楽しくて役立つ動画を作るのがYouTubeを続けるモチベーションになっているという。確かに動画を見ていると、視聴者(ジム初心者、経験者)目線で撮られているのがよくわかる。
最後にダイエットやトレーニングをしたい人、ジムに通いたい人へのメッセージを伺った。
「まずは自分にできることから始めてほしいと思います。最初から目標を高くし過ぎると逆に辛くなっちゃいますし、どんな効果的な方法でも結局続けないと意味がないので。まずはできるだけ簡単で『これならできそう』って方法から挑戦してみてほしいですね」(片倉さん)。
これからも、ジムやトレーニング、そして筋肉の素敵さをガンガン発信していってほしい!
・合わせて読みたい→江頭2:50、57歳とは思えない身体能力に驚きの声殺到 「スゴすぎる!」
(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)