エアコンに搭載されてる神機能、6割の人が「知らなかった」 有能すぎる正体に驚き…
ほぼ全てのエアコンに搭載されている「自動運転」機能だが、6割以上もの人が「よく分からない」と認識していることが判明。便利すぎるその正体は…。
科学技術が発達した現代では「仕組みや原理はよく分からないけれど、便利そうだからとりあえず使っている」というサービスや機器が少なくない。そこで今回、エアコンの「自動運転」に関する意識調査を実施したところ、驚愕の事実が明らかになったのだ…。
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■自動運転、ぶっちゃけ使ってる?
便利なボタンがズラリと並んでいるエアコンのリモコン。「風量」「風向」「温度」など、ひと目見ただけで直感的に機能が分かるボタンが多いが、その中で若干浮いているのが「自動」(自動運転)の存在である。
正直なところ、記者はこの機能で「何が自動になるのか」を把握しておらず、「今日はそんなに暑すぎないし、とりあえず自動にでもしておくか」的なノリで使用してきた。
そこで今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「自動運転」に関する意識調査を実施することに。その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ…。
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■やはり大勢が理解していなかった…
「エアコンの自動運転が、どのような機能か説明できる?」という設問に対して「説明できる」と回答したのは、なんと全体のわずか38.2%。6割以上もの人が「説明できない」と回答していることが明らかになった。
年代別の回答結果を見ると60代が辛うじて4割を超えているものの、そのほかの世代では「説明できる」と回答した人物の割合は4割にも達しておらず、「特定の世代の認知率が低い」というワケではなさそうだ。
続いてはエアコンの「自動」に関する理解を深めるべく、「ダイキン工業株式会社」に詳しい話を聞いてみることに…。
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■自動運転、めちゃくちゃ有能だった
まずは初歩中の初歩「自動運転ってそもそも何だ?」という質問を投げかけたところ、ダイキン担当者からは「一般的にエアコンの自動運転は、冷房運転や除湿運転、暖房運転などの運転モードを自動的に切り替えたり、風量を自動で調整したりする機能です」「暑い時期には、冷房運転と除湿運転を自動的に切り替え、室内の温度と湿度をバランス良くコントロールします。そして暖房が必要な時期には、自動的に暖房運転に入ります」との回答が。
続けて、「ダイキンのエアコンには『AI快適自動』運転が搭載されたモデルがあります。この機能はセンサーを用い、床面だけでなく壁面温度も検知し、温度制御を行ないます。また設定温度の履歴を学習して、エアコン使用者が『暑がるタイプ』なのか『寒がるタイプ』な人物なのかも把握します。さらに給気換気や排気換気、無給水加湿や独自の除湿制御で、より快適な空気環境を提供します」と、万能すぎる機能性について説明してくれたのだ。
自動運転の利点・活用法について、ダイキンは「エアコンを使う際、冷房運転が良いのか除湿運転が良いのかを迷ったり、設定温度を何℃にしたら良いか分からないという方もおられると思います。また中には、リモコンのボタンが多くて何を押せば良いか分からないという方もいらっしゃるかもしれません」と前置き。
そのうえで「『自動運転』は、そうした際にも役立つ機能です。一般的な自動運転は、夏場には冷房運転と除湿運転を自動で切り替えて、室内の温度と湿度をバランス良くコントロールします。また多くの場合、リモコンの自動運転のボタンは目立つように配置されています。エアコンは基本的にこのボタンを押して頂ければ、快適な室内環境を目指して自動的に運転します。エアコンの使い方に迷った際には、ぜひ活用頂きたい機能です」と、そのポテンシャルを力説してくれた。
言われてみれば、エアコンのリモコンを使用する際に「自動」のボタンがやたらと目に入ってくる気がするが、エアコンメーカーとしても「イチオシ」な機能だったワケだ。
今回の調査結果を受け、ダイキンからは「全体の4割以上の方が『自動運転がどのような機能なのか』をご存知ということは、それだけの方々が取扱説明書を読んで確認してくださっていることが窺えて、大変嬉しく思います。一方で、機能の内容をご存知ない方が6割ほどおられますが、こうしたご家庭でも自動運転を使ってくださったり、ご自身に適した設定温度で冷房運転してくださったりしているものと思います。ぜひご自宅の環境に応じて、エアコンを上手にご活用頂ければと思います」とのコメントが寄せられている。
几帳面な性格が多い日本人にとって「バランスの良さ」がウリの自動機能は、非常に相性が良い存在。この夏は、室内の温度と湿度をバランス良くコントロールする「自動運転」を活用し、快適な室内環境を目指そう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/ダイキン工業)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)