中畑清氏、『サンモニ』で日本プロ野球機構に喝 関口宏も「これはまずい」
中畑清氏が日本プロ野球機構に喝。関口宏も「あんなことがあるんですか?」と苦言。
13日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏と関口宏が(NPB)日本プロ野球機構に苦言を呈した。
■ビデオ判定要求も「映像なし」
番組は12日の千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズ戦の9回裏、1アウトランナー2、3塁で荻野貴司選手がセンターに飛球を放ち、サヨナラ犠牲フライを放った様子を取り上げる。
西武・松井稼頭央監督は犠牲フライの際、「サードランナーがセンターが捕球する前に離塁し、タッチアップが成立していないのではないか」とビデオ判定を要求。審判団が協議に入った。
協議を終えた審判はマイクで「リプレー映像がありませんので、判定通り得点とします」と場内に説明。ロッテのサヨナラ勝利が認められた。
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■関口が苦言
VTRを見た関口は「あんなことがあるんですか?」と驚きを隠せない。すると落合博満氏が「日本の球場だったらありえるでしょうね」と説明する。
関口が「どうして?」と質問すると「カメラの台数ですよ。球場によって台数が違うんでね。すべてをカバーできるところと、地方球場とかであればカメラは用意できないでしょ。だからこれはありえる」とコメント。
話を聞いた関口は「ありえるけど、それはまずいよ。全部一緒にしてくださいよと言いたくなる」と憤った。
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■中畑氏も「喝」
中畑氏は「これは喝ですよ。NPBに。環境を整えることを、まず整えないといけない。メジャーは30何球場あるんですけど、すべて同じ条件を揃えている。整えないかぎりはこういう問題がおきますので」とプロ野球を運営する日本プロ野球機構に苦言を呈す。
落合氏も中畑氏から「どう思う?」と声をかけられると「いや、その通りですよ。やっちゃいけないことなんです。このルールではあっちゃいけないことなんです。野球をおもしろくなくしてしまう」と同調していた。
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■ファン間でも意見がわかれる
今回の「検証する映像がなかった」という事態にはネット上でも「本末転倒でおかしい」「すべての球場で同じカメラが用意できないのは体たらく」などの批判の声が。
一方で「3塁ランナーと外野手を同時に撮影するのは難しい」「仕方ない。これでリクエスト制度がなくなるほうが怖い」などの見解もあり、意見がわかれている状況だ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)