ダルビッシュ有が日本人奪三振歴代1位に　「改めて野茂英雄の偉大さを感じた」の声も

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が15日（現地時間14日）、本拠地ペトコ・パークで行われたボルチモア・オリオールズとの一戦に先発登板。野茂英雄氏が保持していた日本人メジャーリーガーによる最多奪三振記録を更新。ツイッター（現・X）では、改めて野茂氏の功績に注目する声もあがっている。

■「新しい歴史を作った」の声

ダルビッシュ投手は6回、ラモン・ウリアス選手からこの日6個目の三振を奪い、通算1919奪三振に到達。これまで野茂氏が保持していた1918奪三振を超え、日本人選手による最多奪三振の記録を更新した。

ダルビッシュ投手の偉業に、ツイッターでは「ダルビッシュ」がトレンド入り。ファンは「とうとうダルビッシュ投手がやったかぁ！」「ダルビッシュ有の全盛期ってどこなんだ」「新しい歴史を作りましたね」と喜んだ。

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■時代を切り開いたパイオニア

ダルビッシュ投手の記録更新で、改めてこれまで記録を保持していた野茂氏に注目する人も。

野茂氏は95年、ロサンゼルス・ドジャースに入団。当初、野茂氏のメジャー挑戦には否定的な見方が多かったが、初年度からオールスターゲームに選出される活躍ぶりで、ナ・リーグトップの236奪三振を記録。96年にはノーヒット・ノーランを達成した。その後一時低迷するも、2001年には2度目のノーヒット・ノーランを達成していた。

野茂氏の活躍を機に、その後60人以上の日本人選手がメジャーに挑戦。野茂氏は時代を切り開いたパイオニアとして語り継がれている。

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■「トルネード旋風」思い出す人も

野茂氏が活躍したのは30年近く前とあって、ファンからは「ダルビッシュ有も素晴らしいが、改めて野茂英雄の偉大さも感じた」「行った時代も違うだけにある意味野茂さんのすごさが改めて分かる」「ダルビッシュさんもすごいけど、パイオニアの野茂さん本当にすごい！」との声が。

野茂氏といえば、打者にくるりと背中を向けるように体をひねる“トルネード投法”が代名詞で、「野茂がトルネードで三振をいくつも奪っていくシーンは今でも鮮明」「野茂はほぼストレート＆フォークでの記録。やっぱりトルネードすごい」「ストレートとフォークで奪三振ショーを見せたトルネード旋風を思い出します」と当時を思い出す人も。中には「子供の頃みんなでまねっこした」と懐かしむ人も見受けられた。

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■両者を称える

パドレスのアドバイザーを務める野茂氏はこの日の試合を球場で見守っており、「現地で野茂観戦、エモいな」「野茂が見に来てるのがいいよな～」と感慨深げな声も。

さらに、「やっぱり野茂英雄は偉大なメジャーリーガー。そしてそれを塗り替えていくダルビッシュもまた素晴らしい」「野茂とダル、ダントツやな。先発で長年抑え続けな無理やろ、これ。すごすぎる」「野茂さんのすごさが色褪せるわけではないし、七色の変化球と剛球で魅せるダルビッシュ投手のすごさにも拍手を送りたい」と両者を称えるコメントが寄せられた。

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（文／Sirabee 編集部・しばたけろこ）