コスパとタイパ、現代人がより重視するのはどちら? タイパ世代は意外に若者よりも…
昨年の流行語大賞にも輝いた「タイパ(タイムパフォーマンス)」。コスパとどちらを重視しているか調べてみたら…。
2022年の『新語・流行語大賞』の大賞にも輝いた「タイパ」という言葉。タイムパフォーマンスの略で、効率を重視した時間の使い方を意味する。
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■倍速視聴なども普及
元になった言葉はもちろん「コストパフォーマンス(コスパ)」。以前から、費用対効果の意味で広く使われてきたが、「時は金なり」の言葉のとおり、現在は時間もまたコストと同じように受け止められるようになったようだ。
たとえば録画したテレビ番組やYouTubeなどを倍速で視聴する、といった行為がタイパの代表とされる。著作権法違反で莫大な賠償が命じられた「ファスト映画」もタイパ重視時代の徒花と言えるだろう。
実際、世間はコスパとタイパ、どちらを重視しているのだろうか。
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■7割が「コスパ重視」
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「コスパとタイパへの意識」について調査したところ、最も多かった答えは「コスパのほうをより意識する」で67.9%だった。
「タイパのほうを意識する」は20.2%。「どちらも意識しない」はわずか11.9%にとどまっている。せわしない現代、効率を重視しない人はごく少数だが、まだ近年注目のタイパよりは従来のコスパのほうが重視されているようだ。
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■タイパは若者よりも…
今回の調査を世代別で見ると、タイパ意識が最も高いのは意外にも10〜20代ではなく40代で24.3%。子育て世代・働き盛りで、公私ともに忙しい日々を送っているのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)