ジャニーズ性加害問題、会見で注目する「4つのポイント」 ジャニー喜多川氏の行為は…
明日7日、ジャニーズが性加害問題の会見を行う。この場で、性加害の事実を認めるか注目だ。
7日、ジャニーズ事務所が創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する記者会見を行う。今年3月のイギリスのBBCによる報道、元ジャニーズJr.カウアン・オカモト氏の告白から約6ヶ月、大きく動き出そうとしている。
「性加害会見」で注視すべきポイントがあって…。
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■性加害を認めるか否か
今回の会見で注目すべき1つ目は、ジャニーズ事務所が一連の「性加害」を事実と認めるかという点。5月には、藤島ジュリー景子社長がジャニーズ事務所公式ホームページで、世間を騒がせたことを謝罪した。
だが、事実関係については、「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく」と、明言を避けた。
その後も、事実か否かに関する明白な見解は出していない。8月29日には、ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が長期にわたるジャニー氏の性加害を認定した。
この提言を受けての会見となるため、ジャニーズ事務所が公式に創業者の性加害を認めるか注視したい。
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■会見に出席するのは…
2つ目は、会見に誰が出席するかという点。企業による不祥事が起きた場合、その会社の社長が出席し、報道陣の質問に答えるのが一般的。
9月6日時点では、会見の出席者に関する発表はされていないが、一部メディアでジュリー社長は欠席する方向であると報じられている。仮に、社長が欠席するのであれば、副社長以下ジャニーズ事務所幹部が出席するのだろうか。
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■新社長は就任する…?
3つ目は、「新社長」就任の有無。「再発防止特別チーム」は、ジュリー社長に対して「解体的出直しをするため辞任すべき」と提言した。その後、複数のメディアでジュリー社長の退任が報じられており、社長交代は濃厚と見ていいだろう。
9月4日には、『週刊文春』が東山紀之が新社長に就任すると報道。同誌によれば、東山は新社長として会見に出席し、今後の事務所の取り組みについて説明するという。この会見で「新体制」が発表される可能性が高い。
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■「ジャニーズ」の社名変更
最後は、社名変更に関して。ジャニー氏の性加害問題発覚後、ジャニーズ事務所の名前を変えるかが注目されてきた。
「ジャニーズ」という名前は、ジャニー氏の過去に由来する。1950年代、アメリカで働いていたジャニー氏が日本に帰国後、少年野球のチームを作ることになり、チーム名を「ジャニーズ」と命名したのが始まり。
その後、1962年に芸能事務所「ジャニーズ事務所」が創業。60年以上続いてきた社名が変われば、「大転換」になるだろう。
明日7日、記者会見の場で何が語られるのか──。
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(文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)