Xとスレッズ、将来性を感じるのはどっち? 「X圧勝」も中高年は…
短文SNSとして人気のX(旧ツイッター)とmeta社の新サービス・スレッズ。どちらに可能性を感じる人が多いのだろうか。
実業家のイーロン・マスク氏が当時のツイッター社を買収してから、まもなく1年。ツイッター社は消滅してSNSとしてのサービス名も「X」に変わり、ユーザーに愛された「青い鳥」も消えた。
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■混乱するXと伸び悩むスレッズ
それだけでなく、有料サービス「Blue」が導入され、マスク氏は「ブロック機能」廃止にも言及している。トラブルを避けて快適なSNS空間を過ごすため、嫌なアカウントを見ないようにできる機能だが、なくなることを懸念する声も大きい。
混乱するX(旧ツイッター)を尻目に、FacebookやInstagramといったSNSを運営するmeta社は、今年7月、Xに似た新サービス「Threads(スレッズ)」を公開。
一気にユーザーを獲得したが、Xとは違う操作感の問題などもあり、その後は伸び悩みも見える。混乱続くXと、今いちパッとしないスレッズ、世間はどちらに可能性を感じているのだろうか。
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■4割は「X優勢」
Sirabee編集部が、8月27〜29日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「Xとスレッズ」について調査したところ、「Xのほうが優勢」と答えた人は42.8%。「スレッズが優勢」は9.8%と大きく差が開いた。
なお、「どちらも同じくらい将来性あり」は25.4%、また「どちらも将来性なし」は22.0%だった。代替するのがスレッズでないにせよ、Xの現状にはそっぽを向く人も少なからず存在することがわかる。
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■若い世代はとくにX支持
海外では他のSNSに及ばないが、日本では以前から人気だったX(旧ツイッター)。慣れ親しんできたせいもあるのだろうか、今回の調査結果には、世代差も顕著に。
10〜30代では、約5割が「Xが優勢」と回答。X優勢派は年代が上がるほど下がり、60代では30.8%だった。一方、スレッズの支持率は年齢が上がってもほぼ変わらないが、Xの世界観や昨今の変化には中高年のほうがついていけないのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)