立川志らく、過熱するジャニーズ叩きに例え話で反論 「タレントは社員じゃない」
ジャニーズ事務所の性加害問題でタレントまで咎める風潮に、立川志らくが例え話で反論した。
落語家の立川志らくが24日、自身のスレッズを更新。ジャニーズ事務所の性加害問題に関し、タレントにも罪を指摘する声に反論した。
■『ワイドナショー』で警鐘
志らくは同日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、「ジャニー喜多川氏がやったことっていうのは許されることではない」とした上で、過熱するジャニーズバッシングにコメント。
「芸能界もメディアも『何となく知ってたけど言えなかった』、じゃあ同罪じゃないか」と自省を求め、「我々同業者は、今いる現役のタレントが今まで通りできるように知恵を出し合うっていう」「芸能界が一緒になってやってあげればいいのに、叩いてどうすんだと」などと発言。
連日バッシング一色の現状にも、「正義には罪悪感がないから歯止めが利かなくなる」「ジャニーズを叩くことが正義なんだって、みんなでウワーッてなっちゃってる」と暴走を指摘し、警鐘を鳴らしていた。
関連記事:ジャニーズ、“広告見送りドミノ”2つの理由 「商品が汚される」関係者から厳しい声
■「タレントは社員じゃない」
この放送中、志らくはX(旧・ツイッター)に「ワイドナショーで言い足りなかったジャニーズ問題について」と投稿し、自身のスレッズを更新。
「会社のトップが不祥事を起こしたら当然社員にも被害が及ぶ。ジャニーズのタレントだけ罪がないというのはおかしいという論調が出てきた」と世論に触れると、「それに賛同する人が多いが、待てよ。タレントは社員じゃない。言ってみれば商品だ」とより適切な例えを挙げた。
関連記事:遠野なぎこ、ジャニーズ事務所の名称変更問題に独自見解 「まだまだ勘違いが…」
■例え話で現状を分析
続いても例を示しながら、「例えば美味しいパンでも、よく効く薬でもいい。愛用者が凄まじくいた。その企業のトップが不祥事を起こした。もうそのパンも薬も手に入らないのか! とファンは嘆いているわけだ」と現状を分析。
「その商品で人生が救われた人も沢山いる。その商品が生き甲斐だという人もいる。だから商品には罪がないのだからこれらを今まで通り流通できる方法はないのか、ってことだ」と議論を整理した。
関連記事:ジャニーズ事務所、“社名変更”示唆に批判の声 数億円規模の費用のほか“ある問題”も…
■「名称を変えても叩く奴は叩く」とも
さらに、「我々落語家、芸人、タレントもどこかに属している商品だ。無力な商品ではあるが仲間を助けたいと声をあげているのです」「叩くなではない。それより同業者は現役タレントに手を差し伸べてあげなよ」と、『ワイドナショー』でも語っていた持論を再度展開。
また、行き過ぎた批判側は「名称を変えても叩く奴は叩く」とバッサリ。「新名称〇〇(旧ジャニーズ)とか書いてまるでX(旧Twitter)みたいにしていじめるんだろ」と釘を刺している。
・合わせて読みたい→ジャニーズ事務所、“社名変更”示唆に批判の声 数億円規模の費用のほか“ある問題”も…
(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)