青森が誇る「イギリストースト」、ついに英国大使が実食 「何かが動く」歓喜の声続出
青森のご当地パン「イギリストースト」。このパンを英国大使が食べたという。気になる反応は…。
9月、青森県の歴史に刻まれる大きな出来事が。同県のソウルフード「イギリストースト」を英国大使が初めて実食したのだ。ネットでも大きな話題を呼んでいて…。
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■青森発のソウルフード
12日、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使が、青森県にある製パン業者・工藤パンを訪れた。同社の製造工場を見学し、看板商品の「イギリストースト」を食べたという。
「イギリストースト」は1967年に工藤パンから発売された。マーガリンとグラニュー糖を2枚の山型食パンで挟んだもの。シンプルな味付けながら、発売当初から青森県内の中学・高校生の間で人気を博し、瞬く間に青森のソウルフードとなった。
名前からイギリス由来のパンかと思ってしまうが、日本で生まれたパンなのだ。
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■「何かが始まりそう」ネットで歓喜の声
英国大使が「イギリストースト」を口にしたことはネットでも話題に。
「イギリスの大使がイギリストーストを… 感慨深い」「英国人にイギリストーストの存在がバレてしまったか」「是非とも英国王室の朝食に採用して頂きたい」「何かが始まりそうな予感」など、青森のソウルフードが認知されたことを喜ぶ声が多数あがっている。
60年近く青森で親しまれているパンを食べた大使の反応が気になるところ。「歴史が動いた日」の様子を聞くため、工藤パンに取材した。
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■気になる大使の反応は…
ジュリア大使が訪問した日のことを聞くと、工藤パンの担当者は「9月12日、青森に訪問予定があり、以前より認知していた『イギリストースト』の製造を見たいとのお話を英国大使館よりいただき、お受けいたしました」と話す。
青森に自国の名前を冠したパンがあることは耳にしていたようだ。青森県民から絶大な人気を誇るが、大使の口に合ったのか。こちらの質問に関して、担当者は「『美味しい。噂の通りジャリジャリ食感がありますネ』とコメントを頂きました」と笑顔を見せる。
「イギリストースト」はグラニュー糖をたっぷり使用しており、食べ進めるとジャリっとした食感が味わえることでお馴染み。この独特の食感が、ジュリア大使にも刺さったようだ。
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■大使からはノリノリのコメントも…
ちなみに、イギリスとは無関係だというパンの名前の由来を聞くと、担当者からは「創業者・工藤半右衛門が命名しました。当時、山型食パンを“イギリスパン”と読んでいたので『イギリス』を使用。トーストしていませんが、創業者の『語呂が良い!』の一声で『イギリストースト』に決まったそうです」という回答が。
名前を付ける際は、細かいことは考えず、フィーリングが大事なのかもしれない…。
青森のソウルフードでありながら、英国の名前を素晴らしい味とともに広めてくださっている、「イギリストースト」を製造している工藤パン。
本日、英国大使館の公邸シェフが作ったマーマレードをお渡ししました。工藤会長、大使館とのコラボ商品はいかがでしょうか?😊🥪🇬🇧@kudopan_aomori pic.twitter.com/by4dqrU55n
— Julia Longbottom (@JuliaLongbottom) September 12, 2023
ジュリア駐日大使は、自身の公式X(旧ツイッター)で「イギリストースト」を食べた日のことを投稿している。その中で、「英国大使館の公邸シェフが作ったマーマレードをお渡ししました。工藤会長、大使館とのコラボ商品はいかがでしょうか?」とノリノリのコメントも。
青森のソウルフードとイギリスがコラボしたメニューが生まれる日も遠くないかもしれない。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)