アウトで青切符もらった人も… 「止まれ」標識の停止線、正しい一時停止の方法
「一時停止」で無意識にやりがちな行動について、自動車教習所の教習指導員が紹介。実際に交通違反になったという人も…。
自動車教習所の現役教習指導員、検定技能員が運転技術について紹介するアカウント「ユズリアイ|安全運転補完計画」が29日、公式X(旧・ツイッター)を更新。「一時停止」をめぐって、無意識に違反してしまっている可能性について紹介している。
■「これはアウトだよね?」
「止まれ」という一時停止の標識や道路標示のある場所では、運転者は停止線の前に止まり、左右の安全を確認してから通行しなければならない。一時停止をしなかった場合は、「一時不停止」の違反に問われる。一時不停止は、スピード違反に次いで多い交通違反ともいわれている。
同アカウントでは「一時停止、これはアウトだよね?」と動画を投稿。
動画では、ゆっくりと徐行して停止線に近づいた車が、止まったか止まらないか分からないぐらいのタイミングで停止線を通過している。
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■「切符きられました」の声が
この動画に、ユーザーからは「2秒間停止していないのでアウト!」「車のタイヤが完全に止まり、ゆっくり3を数えていればOKと聞く」「タイヤが停止してないからアウトです」との意見が。
さらに、「アウトです。切符きられました」「私はこれで青切符もらいました。停止線の前でしっかり3秒止まってから安全確認して交差点に進入が正解ですね」「自分、これで青切符もらったことありました(笑)」との経験談も集まった。
その一方で、「自動車学校では減点の対象になりますが、警察には止められません」「ルール的にはアウトだろうけど、この程度の微速なら『完全に止まったかどうか』より『キチンと確認したかどうか』のほうが重要だと思います」との見方もある。
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■「止まるなら止まる」指摘も
一時停止は、一般的には「3秒停止」などともいわれているが、実際には道路交通法では、止まる時間の「長さ」は決められていない。
中には、停止線で一瞬止まるだけの人、止まらず減速するだけの人もいるが、これらは違反に。また、停止しても左右を確認しない場合にはこれも違反になるという。
ユーザーからも、「ただ『停止』するだけなのに、なんでみんなできないのかなぁ」「1番良くないのはどちらか分からないような運転をすること。止まるなら止まる。当たり前のこと」との指摘が寄せられている。