ジャニーズ記者会見、欠席した“キーマン”に批判の声 「事務所のすべてを知る人なのに…」
社名変更が発表されたジャニーズ事務所の会見。「その場にいなかった人物」に注目が集まって…。
2日、ジャニーズ事務所が創業者・ジャニー喜多川氏をめぐる記者会見を行った。「ジャニーズ」の名前を冠した社名変更が発表され注目を集めている。
そんな重要な会見を欠席した「ある人物」が話題を呼んでいて…。
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■重要な発表が続いた会見
会見には、ジャニーズ事務所新社長の東山紀之とジャニーズJr.のプロデュースを担うジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、2名の弁護士の計4名が出席。事務所の社名を「SMILE-UP.」(スマイルアップ)に変更すること、所属タレントをマネジメントする新会社を作ることなどが発表された。
ジャニーズ事務所にとって、歴史が変わる重要な一日だったと言える。
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■会見を欠席した人物
ただ、業界内では会見を欠席した人物に注目が集まっている。ジャニーズ事務所前社長の藤島ジュリー景子氏の欠席も話題になったが、ある芸能事務所関係者は、9月5日付けでジャニーズ事務所の代表取締役副社長を辞任した白波瀬傑(しらはせすぐる)氏の名前をあげる。
「1970年代から、ジャニーズ事務所の広報担当として働いていました。2019年には副社長に就任し、テレビ局やスポーツ新聞、週刊誌など、複数のマスコミとやりとりしていました。年齢は60~70代の大ベテランで、古くからジャニーズのすべてを知る人物だと言っても過言ではありません」(芸能事務所関係者)。
長年、敏腕広報として活躍したものの、9月の会見に姿を見せないまま辞任。今回の会見も欠席したのだった。
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■性加害問題の「キーマン」
前出の芸能事務所関係者は、2度の会見を欠席したことに厳しい表情を浮かべる。
「1999年に『週刊文春』が性加害問題の記事を掲載し、裁判に発展した際も、広報担当としてこの件に関わっていたのが白波瀬さん。東山さんらが言うように『(性加害問題の)噂は聞いていた』というのではなく、性加害問題に関する事情を知っていた可能性があります。今回の問題の”キーマン”として、会見に出席して説明をするべきだったのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。
ジャニー氏やメリー氏が亡くなる中、ジャニーズ創成期から現在に至るまでの内情を知り尽くした白波瀬氏が出席していれば、会見の方向性も変わっていたかもしれない。
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■ネット上でも厳しい声
これまで、「裏方」としてジャニーズ事務所を支えてきた白波瀬氏はあまり世間に認知されていなかった。だが、9月の会見で辞任が発表されたことで、彼の存在は多くの人が知るところに。
ネット上では、「ジャニーズ事務所が本気でこの問題に取り組むとしたら、白波瀬氏を会見に出してほしい」「白波瀬氏を会見に出せるかどうかで、この問題への本気度がわかりそう」「彼が洗いざらい話さなければこの問題は終わらない」「逃げた印象が拭えない」など、二度の会見を欠席したことに対する厳しい声があがっている。
一部のメディアでは、副社長を退任後もジャニーズ事務所の関連会社に残っていると報じられている白波瀬氏。彼はいま、何を思っているのだろうか──。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)