巨人・原辰徳監督の退任について高木豊氏が見解 「WBCの監督もあるなって…」
高木豊氏が、同学年の巨人・原辰徳監督の退任について解説。次の代表監督への就任の可能性についても言及している。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が4日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。読売ジャイアンツの原辰徳監督が今季限りで退任することについて語った。
■「負けず嫌いな男」
原監督の退任は4日に一部メディアで報じられ、高木氏も「朝起きてびっくりした」と驚いた様子。「(2年連続Bクラスで)『このまま終われないだろ』と思ってたし、(契約も)あと1年あるし、こういうかたちになるとは。もう1年勝負すると俺は思ってたけど…」と語った。
原監督と高木氏は同学年で大学時代から親交があり、「負けず嫌いな男でね。我々の世代の象徴だった」と思いを馳せる。
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■「辞めるつもりはなかった」?
2度の3連覇を含む9度のリーグ優勝と、3度の日本一を経験していることについて「監督としては素晴らしい功績を残してるよね」と改めて称え、「ただ、2年連続Bクラスというのは、巨人というチーム、巨人のファンが許さなかったんだろうね。原監督は、たぶん辞めるつもりはなかったと思うよ。だけどいろんな話し合いの中で、『じゃあ身を引きましょう』というような話になったんだと思う」と話す。
さらに、「責任は感じてたと思うけど、そのまま置き去りにして球団を去るというような、そういう人間ではない」と、原監督の人となりについて強調した。
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■代表監督「可能性は出てきた」
今後については、「ここで辞めるということは、WBCの監督もあるなって…」と、原監督が野球日本代表・侍ジャパンの監督に就任する可能性に言及。
代表の新監督には井端弘和氏が決定しており、近く就任会見も行われる予定だが、一部では任期が来年11月の「プレミア12」までとの見方もあり、「(井端氏は)期限付きなんだよね。原監督が浮く形になるし、(2009年の第2回大会で)WBCの経験もあるし優勝監督だし、原監督は勝負の世界は好きだしね。団体競技も大好きな人だし、可能性は出てきたかなって」と指摘。
「憶測でしゃべってる」としながらも、「原監督が浮いたということは、そういう話も出てくるんじゃないかなという気はする」と語っていた。
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■ファンから期待の声も
原監督の退任を惜しむ高木氏に、ファンからも「間違いなく巨人の歴史を語る上で外せない監督」「ずーっと記憶に残るオンリーワンな監督」「WBCも制した名監督だと思うし、さまざまな逆境に負けないすごい監督だったと思うし本当に感謝」と称えるコメントが集まった。
また、代表監督についても「今後のWBC再度監督はありでしょう。戦力が整ってるチームの監督には向いてると思う」「侍の監督は、タイミング的にあるかもね」「WBCの監督期待しています」といった声も寄せられている。