3Pシュートしないと洗濯機置けない物件 三井寿も諦める構造が「無理ゲーすぎる」と話題
洗濯機を上から放り投げないと入らない物件が話題。スペース上は入るのだが、人気の「独立洗面台」増設が原因と見られる。
季節はめっきり秋模様。数週間前と比べて洗濯物の乾き具合が悪くなり、難儀している人も少なくないだろう。
しかし以前X(旧・ツイッター)上では、「洗濯物を乾かす」以前の大きな問題を抱えた「クソ現場」が話題となっていたのだ…。
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■この洗濯機置き場、何かがおかしい…
毎年9月末より10月にかけ、X上の注目を集めているのが、ご存知「クソ現場祭り」である。今年も「クソ現場祭り2023」というハッシュタグのもと様々な「クソ現場」の画像が集い、ネット民に秋の訪れを感じさせた。
今回注目したいのは、「誠不動産」代表の鈴木誠さんが投稿した1件のポスト。
「新しく独立洗面台付けたおかげで、上から洗濯機をぶん投げて入れようにも水道の混合栓が邪魔して入らなかったの涙」と、思わず首を傾げてしまう内容が綴られていた。一体どういう状況なのかと、投稿に添えられた写真を見ると…。
そこには、明らかに手前の洗面台が邪魔で「洗濯機が置けない洗濯機置き場」が確認できたのだ。
搬入の際はバスケットボールの3ポイントシュートのような軌道が望ましいが…人気漫画『SLAM DUNK』の三井寿でも「あきらめの悪い男」発言を撤回し、絶望するレベルの難易度と言えるだろう。
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■「職人も何も言わないのか」
洗濯機が置けない洗濯機置き場、というあまりに哲学的すぎるスペース。この空間に名前をつけるには、我われはまだ若過ぎるようだ。
件のポストは投稿から数日で800件近くのリポストを記録し、他のXユーザーからは「あっちゃいけないけど、よくあるやつ」「こういうの付けるとき、職人さんも何も言わないのかな…」「洗濯機をバラして運んで、組み立てるしかない?」など、驚きと疑問の声が多数寄せられている。
そこで今回は、件のトンデモ物件の詳細をめぐり、ポスト投稿主・鈴木さんに詳しい話を聞いてみることに。その結果、予想外すぎる結末が明らかになったのだ…。
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■この不動産会社、男前すぎる…
あまりに実用性からかけ離れた構造の物件。なぜこのようなデザインになってしまったか正確な原因は不明だが、本文に綴られているように「独立洗面台を設置したかった」というのが、正解で間違いないだろう。
問題点が発覚した経緯とその後について、鈴木さんは「私が仲介した物件でして、洗濯機はサイズ的には入るのですが『水道の混合(水)栓が邪魔で入らない』と、お客様からご相談を頂きました」「しかし管理会社さんは何もしてくれないので、私がお金を払って混合栓を移動させ、洗濯機を入るようにしました」と、説明している。
最終的には独立洗面台と洗濯機置き場を「入れ替える」形にて解決したのだが、こうした不測の事態に対して不動産会社が有償で対応するのは、かなりのレアケースである模様。鈴木さんも「通常であれば、どこもこうした対応はとらないと思います」と、補足していた。
6日の発表によると、残念ながらこちらの投稿は「クソ現場祭り2023」各賞の受賞には至らなかったことが判明。鈴木さんの漢気あふれる対応を讃え、非公式ながら「ニュースサイト Sirabee賞」をひっそりと贈りたい。