日本シリーズで関西ダービー実現もメディアは阪神主観… オリックスは日本一になるしかない【週刊バファローズ】
59年ぶりの関西ダービーとなる日本シリーズ。関西メディアはオリックスよりも阪神をメインに取り扱っているが…。
プロ野球はクライマックスシリーズ(CS)がセ・パ両リーグともに終了し、ペナントレースと同じく、セ・リーグは阪神タイガースが、パ・リーグはオリックス・バファローズが優勝し、日本シリーズは59年ぶりの関西ダービーとなった。
阪神の本拠地、阪神甲子園球場(甲子園駅)と、オリックスの本拠地、京セラドーム大阪(ドーム前駅)はともに阪神なんば線の沿線であることから「関西ダービー」だけじゃなく「阪神なんば線シリーズ」もトレンド入り。
阪神電鉄では、オリックスの日本シリーズ進出決定翌日から、両駅間と両駅の入場券をセットにした記念切符を販売するなど、関西では盛り上がりを見せている。
■クライマックスシリーズ(CS) パ ファイナルステージ結果
リーグ優勝
○オリックス(アドバンテージ)千葉ロッテ●
大阪・京セラドーム大阪
10月18日
○オリックス(山本)8-5(美馬)千葉ロッテ●
10月19日
●オリックス(田嶋)5-6(メルセデス)千葉ロッテ○
10月20日
○オリックス(東)2-0(澤村)千葉ロッテ●
10月21日
○オリックス(宮城)3-2(種市)千葉ロッテ●
※4勝1敗でオリックスが優勝。日本シリーズ進出。
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■3年連続で日本シリーズ出場
千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催されたCSファーストステージでは、1勝1敗で迎えた3戦目。
ロッテが延長戦で3点をひっくり返す劇的なサヨナラ勝ちで、福岡ソフトバンクを破り、大阪に乗り込んで来たこともあり、ファイナルステージの初戦ではエース山本由伸が今季ワーストとなる5失点という、オリックスにとっては出鼻を挫かれた形となったが、打線がつながり初戦は逆転勝ちをする。
2戦目は田嶋大樹が好投も6回に突然崩れ逆転を許すと、シーソーゲームに発展。最後は最終回に山岡泰輔が再び逆転を許し、ロッテが逃げ切った。
3戦目はシーズン同様、東晃平が好投を披露。前日の教訓を踏まえてベンチは早く継投に入ったことが当たり、僅差のゲームを勝利して優勝に王手をかけた。
引き分け以上で優勝という状況で迎えた4戦目の先発は、シーズン終盤に体調不良だった宮城大弥。宮城は6回を無失点で抑えると、打線は初回の森友哉の2ランなどで3点をリード。8回には山崎颯一郎が、9回には平野佳寿がそれぞれ一発を浴びて1点差にまで迫られたが、最後は逃げ切り、オリックスが3年連続で日本シリーズ出場を決めている。
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■日本シリーズ2023 地上波放送
①10月28日 フジテレビ系列(関西テレビ)
②10月29日 テレビ東京系列(テレビ大阪)
③10月31日 TBS系列(MBS毎日放送)
※24日現在、第4戦以降の発表はなし。