二宮和也、独立の裏で抱えていた「17年越しの苦悩」 俳優業が評価されるも…
スマイルアップからの独立を発表した二宮和也。彼は人知れず「悩み」を抱えていたようで…。
24日、嵐・二宮和也がSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から独立することを発表した。ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れる中での発表に驚きの声があがっている。
嵐の活動休止後も、個人の活動が順調だった二宮だが、人知れず悩みを抱えていて…。
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■ジャニー氏の性加害問題で…
二宮は公式ファンクラブサイトで、10月24日をもって事務所を独立し、今後は個人で芸能活動を行うと発表した。独立に至った経緯については、ジャニー氏の性加害問題を受けて行われた9月の記者会見以降、「自分の活動にも多くの影響が出始め、正直な話、僕も怖くなったし不安な気持ちになった」と告白。
今後、スマイルアップ所属タレントは新たに立ち上げるエージェント会社に移籍するが、二宮はエージェント契約はせず、独立する道を選んだ。ただ、活動休止中の嵐に関しては、「明日からも嵐です。この先ずっと僕は嵐がある以上、嵐なので安心していただきたい」と、今後も嵐の一員であり続けることを宣言。
ファンクラブ会報などのコンテンツにも引き続き参加していくという。
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■「俳優・二宮和也」の評価
現在放送中のドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)で主演を務めるなど、二宮は俳優としての評価も高い。
ある芸能事務所関係者は、「俳優・二宮和也」について「10代の頃から、どんな大御所俳優と共演しても緊張せず、落ち着いていました。現場に台本をいっさい持ち込まずゲームばかりやっていましたが(笑)、いつもセリフは完璧でミスもほとんどしませんでした」と評する。
二宮は2006年のアメリカ映画『硫黄島からの手紙』でハリウッドデビューを果たした。この作品は、彼にとって転機となったようだ。
「監督のクリント・イーストウッド氏が現場で二宮さんの演技を絶賛していたそうです。イーストウッド氏は普段あまり褒めることがないので、それだけ二宮さんに才能を感じたのでしょう。この作品を機に、俳優業のオファーが増えた印象です」(前出・芸能事務所関係者)。
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■人知れず抱えていた「苦悩」
ハリウッドでも評価され、二宮も自信をつけたことだろう。ただ、その頃から少しずつ「悩み」を抱えるようになったようだ。
「自分が俳優として評価されるのは『ジャニーズ』という看板があるからではないかと考えることもあったそうです。また、今年40歳になり、年齢を重ねるにつれて今後どういう役柄を演じればいいか悩んでいましたよ」(前出・芸能事務所関係者)。
“17年越しの苦悩”を抱きつつも、昨年の日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)や7月クールの日曜劇場『VIVANT』(同系)などの話題作に出演し、精力的に俳優業に打ち込んでいた。
だが、ジャニー氏の性加害問題により、テレビ局がスマイルアップのタレントを起用するのに消極的な反応を示したのを見て、将来に不安を感じたのかもしれない。
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■嵐への愛が窺えるエピソードも…
独立発表の際、今後も嵐のメンバーであり続けることを強調していた二宮。彼の「嵐愛」が窺えるエピソードがあって…。
「昨年6月、二宮さん初のソロアルバム『◯◯と二宮』をファンクラブ会員限定で発売しました。二宮さんは高い歌唱力を持っているので、CDとして世に出せば、かなりの反響が見込めたはずです。そうしなかったのは、『CDを出すなら5人そろった時』と決めているからではないでしょうか。独立後も、嵐の活動に関わっていくのは、彼らしい選択だと思います」(前出・芸能事務所関係者)。
嵐は来年デビュー25周年を迎える。独立した二宮も含めた5人でもう一度集まる日は来るか──。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)