渋谷ハロウィン、相次ぐ迷惑行為に近隣住民が怒り 「あちこちで立ちションを…」
例年に比べると落ち着いた様子の渋谷ハロウィン。だが、近隣住民は怒りをにじませて…。
本日10月31日はハロウィンだ。日本でのハロウィンは東京・渋谷が何かと話題になる。コスプレ集団が街を歩くが、マナーが問題視されてきた。
長年、渋谷に住む住民に話を聞くと、怒りの声が聞こえてきて…。
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■2010年代から迷惑行為が散見
もともと、日本でのハロウィンはそこまで盛んではなかった。1990年代~2000年代は、テーマパークや一部のお菓子メーカーが「ハロウィンキャンペーン」等を実施することはあったものの、現在のように街でコスプレする人は少なかった印象だ。
ただ、2010年代になると、渋谷や六本木のクラブに繰り出したり、街中を人気アニメのキャラクターに扮した人が練り歩くように。盛り上がる反面、マナーが問題視されている。特に、渋谷は毎年のようにニュースで迷惑行為が報じられている。
今年は渋谷駅前に「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」と書かれた看板が掲出され、注目を集めた。
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■渋谷の近隣住民の本音
渋谷に住む人達は、ハロウィンをどう思っているのだろうか。20年以上渋谷に住んでいる50代男性のAさんに話を聞いた。
「深夜までバカ騒ぎして、あちこちにゴミを散らかしているので、みんな迷惑していますよ。渋谷センター街だけでなく、住宅街でも騒ぐ人が見受けられます。2000年代は、地元の飲食店がハロウィンにちなんだメニューを提供して楽しむ空気がありましたが、最近は『迷惑なお客さんが来ないように』とハロウィン当日に店を閉めるところもあるんですよ」(Aさん)。
「お祭り」翌日にはゴミ拾いをするなど、現在はイベントを楽しむどころではないようだ。
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■住民を悩ませる「立ちション問題」
騒音やゴミのポイ捨て、路上飲みといった迷惑行為は有名だが、別の問題もあるようだ。
Aさんは、「立ちションがひどいんです。仮設トイレを設置していますが、あちこちで用を足す人がいます。今年、東京マラソンでランナーが道路脇の植え込みに立ち小便する動画が拡散されましたが、あれ以上かもしれません。ゴミはすぐに片付けられますが、立ちションされるとしばらく臭いが残るんです」と、怒りをにじませる。
もともと、渋谷では防犯上の理由等からトイレを貸し出していないコンビニも多い。仮設トイレを設置しても、大規模な人数を考えるとまだまだ数が足りないのだろう。
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■週末は落ち着いていたが…
今年はハロウィン当日が火曜日とあって、週末の28日(土曜日)、29日(日曜日)が一つのヤマとなった。28日の夜、渋谷センター街を取材した別の記者によれば、「例年に比べると人が少なく、仮装する人も激減していた印象」とのこと。
規制が強化されたことも影響したのかもしれない。ただ、一部のハロウィン客は新宿や池袋などの繁華街に移ったという情報もある。
本日、そうした繁華街に繰り出そうと思っている人は、周りの迷惑にならないよう十分配慮し、ハロウィンを楽しんでほしい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)