ブラックサンダーとナンが合体、その味に衝撃… カレーとの相性バツグンだった

ブラックサンダーとナンがコラボした商品。気になるカレーとの相性は…。

2023/11/24 04:15


ブラックサンダー

噛んだ瞬間、サクッと心地良い音が響き、ココアのほろ苦さとチョコレートの甘みが口いっぱいに広がる──。1994年に発売されたブラックサンダーは、老若男女問わず多くの人に愛されている。

そんなブラックサンダーが異色のコラボを果たして…。

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■ブラックサンダーとナンがコラボ

昨年、ブラックサンダーとナンを合わせた商品「ポカロブラックサンダーナン」(以下、ブラックサンダーナン)が爆誕した。愛知県豊川市や豊橋市など、三河地方に出店するアジア料理店『ポカラ』とブラックサンダーの販売元である有楽製菓がタッグを組んだのだ。

「ブラックサンダーナン」は、発売以降高い人気を誇っている。過去にも、ブラックサンダーはコメダ珈琲とコラボした「シロノワール 黒いブラックサンダー」「シロノワール 白いブラックサンダー」を発売するなど、新しい分野を開拓していることでお馴染み。

10月には、ブラックサンダー公式Xにて、ブラックサンダーファンからアレンジ方法を募集。ザクザク感をより楽しめるレシピが多数集まった。

ただ、「ブラックサンダーナン」をカレーに付けた時、どんな味になるのか全く想像できない…。


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■実際に食べてみると…

ブラックサンダーナン

ブラックサンダーナン

遅ればせながら「ブラックサンダーナン」を食べることにした。外側から見ても、中に大きめのチョコが入っていることが分かる。今回は、市販のスパイスの効いたグリーンカレー、甘めのバターチキンカレー、やや辛めなバターチキンカレーの3種類用意した。

ブラックサンダーナン

まずは何も付けずナンだけで食べる。ナンの中に甘いチョコがたっぷり入っており、これだけでもイケる。噛んだ瞬間、ザクザクしたブラックサンダー独特の食感が感じられ、美味しい。

ブラックサンダーナン

舌鼓を打ちつつグリーンカレーに付ける。グリーンカレー独特の香辛料とスパイス、チョコの甘さが合わさって食べる手が止まらない…。

ブラックサンダーナン

続いて、バターチキンカレーに付けていただく。辛口のほうは文句なしだが、甘口のほうは少々くどくなってしまう印象だ。どちからというと、辛めのカレーと一緒に食べることで真価を発揮すると感じた。


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■「ブラックサンダーナン」爆誕の裏側

一見、異色のコラボに思えた「ブラックサンダーナン」。実際は、カレーの辛さをブラックサンダーの甘みがマイルドにし、ザクザクした食感もアクセントになり絶妙だった。

なぜ、ブラックサンダーとナンを合わせようと考えたのか。『ポカラ』に話を聞いた。

『ポカラ』の担当者は、「地元・豊橋を盛り上げたい気持ちと、ネパールと日本の架け橋になるという社訓から地元の商品と自社の商品を使ったメニューができないか考えてまいりました。もともと、ポカラではチョコレートを使ったナンも人気がありました。地元で愛されるチョコレート菓子のブラックサンダーを使ったナンを作れないかと考え、開発しました」と話す。

ブラックサンダーも豊橋で誕生した。「地元民」同士、思いが合致したのかもしれない。


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■食感には強いこだわりが

「ブラックサンダーナン」は、外はもちもち、中はザクザクと2種類の食感を味わえるのが特徴的。開発の際、この食感を出すことにこだわったようだ。

担当者からは、「ナン生地を伸ばす際、ザクザク感を残したまま伸ばすことを意識しました。ナンを高温短時間で焼き上げつつも、ブラックサンダーのザクザクした食感を残しています。口当たりの良いベストな配合、サイズ感には苦労しました」というコメントが寄せられている。

ブラックサンダーのココアクッキーとプレーンビスケットは、それぞれ材料から製造方法まで異なり、大きさや食感にも違いがある。ベストなザクザク食感を生み出すため、チョコレートよりも時間と手間をかけて作られているそう。

高温で焼いても、チョコがどろっと溶けないようにするため試行錯誤を重ねたのだろう。

奇跡のコラボを果たした「ブラックサンダーナン」、ぜひ食べてほしい。


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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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